検索
ニュース

NVIDIAがデスクトップ向け「GeForce RTX 3080 Ti」「GeForce RTX 3070 Ti」を発表 6月3日から順次発売COMPUTEX TAIPEI 2021

GeForce RTX 30シリーズに、初めて上位バージョンの「Ti」が登場する。GeForce RTX 3080 Tiは「新たなゲーミング向けフラグシップ」、GeForce RTX 3070 Tiは、「シリーズにおける一番の売れ筋のパワーアップ版」という位置付けだ。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 NVIDIAは5月31日(米国太平洋時間)、デスクトップ向けの新型GPU「GeForce RTX 3080 Ti」「GeForce RTX 3070 Ti」を発表した。米国では、GeForce RTX 3080 Tiを搭載するグラフィックスカードは6月3日から、GeForce RTX 3070 Tiを搭載するグラフィックスカードは6月10日から販売を開始する。同社が設計したグラフィックスカード(Founders Edition)の想定販売価格は、GeForce RTX 3080 Tiが1199ドル(約13万1300円)、GeForce RTX 3070 Tiが599ドル(約6万5600円)だ。

ジェフさん
GeForce RTX 3080 Ti Founders Editionを手にするジェフ・フィッシャー氏(GeForce部門 シニアバイスプレジデント)

GeForce RTX 3080 Ti/3070 Tiの概要

 GeForce RTX 3080 Tiは「GeForce RTX 3080」、GeForce RTX 3070 Tiは「GeForce RTX 3070」の上位版に相当する。共にGPUコアはAmpere(アンペア)アーキテクチャを採用している。PCとの接続インタフェースはPCI Express 4.0に対応する。

GeForce RTX 3080 Ti

 GeForce RTX 3080 Tiは、「新しいゲーミング(向けGPU)のフラグシップ」をうたう。先代に相当する「GeForce RTX 2080 Ti」と比べて最大で約1.5倍のグラフィックスパフォーマンスを発揮するという。

 主なスペックは以下の通りとなる。なお、括弧内はGeForce RTX 3080と比較した際の差分を示す。

  • CUDAコア数:1万240基(+1536基)
  • シェーダー処理能力:34TFLOPS(+3TFLOPS)
  • レイトレーシングコア処理能力:67TFLOPS(+9TFLOPS)
  • テンサーコア処理能力:273TFLOPS(+30TFLOPS)
  • グラフィックスメモリ:12GB GDDR6X(+2GB)
  • 消費電力:350W(+20W)
GeForce RTX 3080 Ti
NVIDIAが自社設計したグラフィックスカード「GeForce RTX 3080 Ti Founders Edition」(日本発売未定)
性能比
3世代(GeForce GTX 1080 Ti、GeForce RTX 2080 Ti、GeForce RTX 3080 Ti)のフレームレート比較

GeForce RTX 3070 Ti

 GeForce RTX 3070 Tiは、「一番人気のGeForce RTX 3070をもっと高速にした」GPUという位置付けで、先代に相当する「GeForce RTX 2070 SUPER」よりも最大で約1.5倍のグラフィックスパフォーマンスを発揮するという。

 主なスペックは以下の通りとなる。なお、括弧内はGeForce RTX 3070と比較した際の差分を示す。

  • CUDAコア数:6144基(+256基)
  • シェーダー処理能力:22TFLOPS(+2TFLOPS)
  • レイトレーシングコア処理能力:42TFLOPS(+2TFLOPS)
  • テンサーコア処理能力:174TFLOPS(+11TFLOPS)
  • グラフィックスメモリ:8GB GDDR6X(容量据え置き、メモリ規格変更)
  • 消費電力:290W(+70W)
GeForce RTX 3070 Ti
NVIDIAが自社設計したグラフィックスカード「GeForce RTX 3070 Ti Founders Edition」(日本発売未定)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る