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中古PCパーツショップのグラフィックスカードが潤沢化:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
「組織だった転売ヤーは、先兵隊すらあまり見かけなくなりました」と複数のショップでよく耳にするようになった。そして、中古ショップはグラフィックスカードの在庫が増えていた。
ドスパラ秋葉原本店の中古パーツフロアを訪れると、2021年2月頃とは打って変わって、GeForce RTX 3070やRTX 3060などを搭載したグラフィックスカードが複数並んでいた。
LHRじゃないカードもありますよ――中古グラフィックスカード事情
同店は「5月中旬から6月にかけて在庫が増えていきましたね。フロアに在庫をチェックしに来る方も、その頃から落ち着いていったように思います」という。
新品パーツ売り場では、「新たに入荷するモデルがLHR(Lite Hash Rate)モデルばかりということで、ある程度見切りを付けられた感があります。価格は高騰したままですが、在庫自体はそれなりですよ」という。
中古のグラフィックスカードはLHR非対応のものも混在しているが、「それでも血眼で探しに来られる人は見かけませんね。一時的なのかこれからずっとかは分かりませんが、潮が引いたのは感じます」(同店)という。
他の中古パーツショップでも、5〜6月の間に潮目が変わったとのコメントが多い。ただ、マイニング用に手に入れた大量のグラフィックスカードを放出した形跡はまだ見られなかった。あるショップは「組織が手放したら入荷数ですぐ分かりますが、そういった動きはまだありません。ずっと抱えているのか、転売が完了したということなのか、そのあたりは神のみぞ知るでしょうね」と話していた。
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