ニュース
NVIDIAがArm CPU×GeForce RTX 3060でレイトレとDLSSが動くデモを披露
NVIDIAが現在開催中の「Game Developers Conference」において、Arm CPUとGeForce RTX 3060搭載システムでリアルタイムレイトレーシングとDLSSが動くデモを公開した。
NVIDIAは7月19日(現地時間)、ゲーム開発者会議「Game Developers Conference」にて、ArmアーキテクチャのCPU(MediaTekのKompanio 1200)とGeForce RTX 3060のGPUを搭載したシステムで、リアルタイムレイトレーシングやDLSS(Deep Learning Super-Sampling)が動作するデモを披露した。公開されたゲームタイトルは「Wolfenstein: Youngblood」と「The Bistro」だ。
NVIDIAのソフトウェア開発キット「RTX SDK」が、ArmおよびLinuxをサポートしたことで実装可能になったという。具体的な技術として挙げられたのは下記の5つだ。
- AIを活用してフレームレートを向上させ、ゲームの美しくシャープな画像を生成するDeep Learning Super Sampling(DLSS)
- 開発者がゲーミング環境に動的なライティングを追加できるRTX Direct Illumination(RTXDI)
- 現実世界で光が跳ね返る様子を再現するRTX Global Illumination(RTXGI)
- AIを使って高い忠実度の画像をより高速にレンダリングできるようにするNVIDIA Optix AIAcceleration Denoiser(NRD)
- アプリケーションがグラフィックスメモリを使用する方法を最適化するRTX Memory Utility(RTXMU)
関連記事
- NVIDIAが「GeForce RTX 30シリーズ」を発表 8K DLSS対応の「GeForce RTX 3090」など3製品を順次投入
NVIDIAが、リアルタイムレイトレーシング対応GPUの新世代製品を発表した。先代の発売当初の価格をキープしつつ、性能を大幅に引き上げたことが特徴だ。 - FortniteでRTXが利用可能に──9月17日にパッチを提供
Epic GamesとNVIDIAは9月15日(日本時間)、人気タイトル「Fortnite 」のPC版に、RTX対応パッチを9月17日に正式公開すると発表した。 - プロ向けの「NVIDIA RTX A4000」が個人ユースでも売れている理由
プロ向けの「NVIDIA RTX A4000」が、ゲーム用途を含む個人ユースで売れているという。また、ゴジラとコラボしたGeForce RTX 3070搭載カードが登場するなど、グラフィックスカードが盛り上がっている。 - GeForce RTX 3070 Tiの価格がRTX 3070の最安値を下回るワケ
高騰が続くグラフィックスカードだが、下位GPUよりも安いGeForce RTX 3070 Ti搭載カードが人気を博すなど、価格のバランスが激しく動いている様子がうかがえる。 - GeForce RTX 3080/3070周辺から徐々に安く――グラフィックスカード価格の今
五輪開催まで1週間を切ったが、電気街に祭典の風は吹いていない。PCパーツショップはどこも「だいたい(全く)変わらないですね」という。その中で少しずつ変化しているのが、高騰しきったグラフィックスカードの価格だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.