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プロ向けの「NVIDIA RTX A4000」が個人ユースでも売れている理由:古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)
プロ向けの「NVIDIA RTX A4000」が、ゲーム用途を含む個人ユースで売れているという。また、ゴジラとコラボしたGeForce RTX 3070搭載カードが登場するなど、グラフィックスカードが盛り上がっている。
NVIDIAのプロ向けGPU「NVIDIA RTX A4000」を搭載したグラフィックスカードが売り出されている。取り扱うオリオスペックの価格は12万8040円(税込み、以下同)となる。
1スロットで使える「NVIDIA RTX A4000」カードが13万円弱で登場
2021年5月に登場した上位GPU「NVIDIA RTX A5000」(32万1000円前後)はエルザ扱いのリテール品だったが、こちらはバルク扱いだ。1スロットに収まる厚みで、カード全体の消費電力も140Wと低く、補助電源は6ピン×1個となる。外部出力はDisplayPort(1.4a)×4基となる。
特殊なのは、プロ向けGPUながら、個人向けにもよく売れているという事情だ。オリオスペックは「RTX 3070カードの価格が上がって値段差があまりなくなっていて、かつ、いろいろなベンチマーク結果でA4000がゲームでも使えると評価されているみたいで。法人以上に個人の方に売れている印象がありますね」という。
反響は予想以上で、毎日のように注文を入れているとのこと。「(前のブランド名の)Quadroのままだったら、ここまで個人に注目されなかったんじゃないかと思います。垣根がだいぶ下がったといいますか」と話していた。
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