モバイルディスプレイとしても使える「Yoga Tab 13」が8月6日発売 税込みで9万円弱
LenovoがMWC Barcelona 2021に合わせてリリースしたYoga Tabの新モデルが日本に上陸する。13型モデルはMicro HDMI入力端子を備えモバイルディスプレイとしても利用できる。
レノボ・ジャパンは8月6日、Androidタブレット「Yoga Tab 13」「Yoga Tab 11」を発売する。税込みの想定販売価格は、Yoga Tab 13が8万7780円、Yoga Tab 11が4万2900円(4GB+128GBモデル)または4万9500円(8GB+256GBモデル)となる。
Yoga Tab 13
「Lenovo Yoga Tab 13」は、壁面のフックに掛けられる自立スタンドを備える13型タブレットだ。Micro HDMI入力端子を備え、ノートPCやスマートフォンの外付けモバイルディスプレイとしても利用できることも特徴である。
プロセッサ(SoC)はQualcommの「Snapdragon 870」を搭載する。メインメモリは8GB(LPDDR5X)で、内蔵ストレージはモデルによって128GBを備える。OSはAndroid 11をプリインストールする。
ディスプレイは13型液晶で、解像度は2160×1350ピクセルとなる。Dolby Visionに準拠したHDR(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応している。別売の「Lenovo Precision Pen 2」を用意すれば、ペン入力にも対応する。
ディスプレイ上部には、800万画素のインカメラを備える。スピーカーはJBLが監修したものを4基搭載しており、Dolby Atmosによるサラウンド再生にも対応している。内蔵マイクは3基備えており、離れた場所からでも「Googleアシスタント」を操作できるという。
外部ポートは、USB 3.1 Type-C端子とMicro HDMI入力端子を備える。USB 3.1 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)規格の電源入力とDisplayPort 1.4 Alternate Modeによる映像出力も兼ねている。
イヤフォン出力端子やマイク入力端子は備えていない。音声を外部入出力する場合は、USB 3.1 Type-C端子に付属の変換ジャックまたはUSB Audioに準拠するオーディオデバイスを接続する必要がある。
Micro HDMI入力端子はHDCP 1.4に対応しており、著作権保護が有効な映像コンテンツの投影も可能だ。ディスプレイ入力はタブレットを起動した状態で受け付ける。「ディスプレイ機能のみを立ち上げる」ということはできない。本体にはHDMIケーブルも付属しているため、すぐに外部ディスプレイとして活用できる。
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.2に対応する。センサー類は、加速度センサー、電子コンパスと環境光センサーを備える。
ボディーサイズは約293.4(幅)×204(高さ)×6.2〜24.9(奥行き)mmで、重量は約830gとなる。バッテリー容量は約1万mAhで、満充電から最長12時間(レノボ測定値)利用できる。
Yoga Tabシリーズの特徴である自立可能なキックスタンドは健在だ。スタンドを使ってフックに掛けて使うこともできる。
Yoga Tab 11
「Yoga Tab 13」は11型タブレットで、Yoga Tab 11と同様に壁面のフックに掛けられる自立スタンドを備える。海外ではLTE(モバイル通信)対応モデルもあるが、日本ではWi-Fiモデルのみを展開する。
プロセッサはMediaTekの「Helio G90T」を搭載している。メインメモリ(LPDDR4X)とストレージの容量の組み合わせは、先述の通り「4GB+128GB」「8GB+256GB」の組み合わせから選択できる。microSDも搭載可能だ。OSはAndroid 11をプリインストールする。
ディスプレイは11型液晶で、解像度は2000×1200ピクセル、最大輝度は400ニト、リフレッシュレートは60Hzとなる。Dolby Visionに準拠したHDR(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応している。別売のLenovo Precision Pen 2を用意すれば、ペン入力にも対応する。
カメラはアウト(背面)、イン(正面)どちらも約800万画素のセンサーを備える。ただし、オートフォーカス(AF)はアウトカメラのみ可能だ。インカメラは画角90度の広角設定となっている。
スピーカーはJBLが監修したものを4基搭載しており、Dolby Atmosによるサラウンド再生にも対応している。内蔵マイクは2基備えている。
外部ポートはUSB 2.0 Type-C端子のみとなる。USB 2.0 Type-C端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力にも対応している。イヤフォン/マイクコンボジャックは備えないため、有線で音声の入出力をしたい場合はUSB Audioに準拠するデバイスを別途用意する必要がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- LenovoがAndroidタブレットの新モデルを投入 モバイルディスプレイとして使える「Yoga Tab 13」など
MWC Barcelona 2021に合わせて、Lenovoが新型のAndroidタブレットの新モデルを複数発表した。注目は、モバイルディスプレイとしても使える「Yoga Tab 13」だ。 - Lenovoが15.6型モバイルディスプレイを発表 ビジネス向けとコンシューマー向け
Lenovoが、2種類の15.6型モバイルディスプレイを発表した。スペック上はほぼ同一仕様だが、仕様書を見る限りはUSBハブの機能に違いがあるようだ。 - Google アシスタント搭載で生まれ変わった「Lenovo Yoga Smart Tab」
9月5日(現地時間)、Lenovoは10.1型WUXGA液晶ディスプレイを搭載するAndroidタブレット端末「Lenovo Yoga Smart Tab with The Google Assistant」を発表した。 - 合体してAlexaスマートディスプレイに変身するレノボのAndroidタブレットを試す
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はタブレットとドックを合体させることでAlexa搭載のスマートディスプレイとして利用できる、レノボの「Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa」を試してみた。