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トラックパッドも備えたロジクールの新型iPad Pro向けキーボード一体型ケース「COMBO TOUCH」を使ってみたMagic Keyboardとの使い勝手の差は?(2/5 ページ)

Apple純正品以外で、iPad用のトラックパッド搭載キーボードを積極的にリリースするロジクール。ここで取り上げる「COMBO TOUCH」は、最新の第5世代12.9インチiPad Pro用モデルだ。

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 iPad Proの四隅をカバーする構造ゆえ、本製品の重量はかなりある。今回紹介する12.9インチ用は約780gもあり、12.9インチiPad Pro(約682g)を2枚重ねて持つよりもさらに100g程度重くなる計算だ。合計は実測で1420gと、13インチMacBook Pro(約1.4kg)よりも重いので、なるべく軽く持ち歩きたいというニーズには向かない。

COMBO TOUCH
重量は実測約763gと、12.9インチiPad Pro(682g)よりも重い
COMBO TOUCH
実際にiPadを装着した状態では実測1420gと、13インチMacBook Proを上回る
COMBO TOUCH
側面にApple Pencilを吸着可能。同社の他製品にある、持ち歩き時にベルトで挟んで固定するギミックはない

Magic Keyboardと同じくSmart Connectorで接続

 利用にあたっては、背面に折りたたまれているキックスタンドを立てた後、画面を覆っているキーボードを手前に開くことで、ノートPCに近いスタイルになる。角度調節の自由度は高いが、ケース本体とキーボードは角度が固定されているわけではないので、膝の上など不安定な場所で使う場合は、倒れないか気をつける必要がある。

 本体とキーボードの通信はSmart Connectorで行われるため、Bluetoothキーボードのようにペアリングを行う必要はなく、はめ込むだけですぐに利用できる。電源はiPad Pro本体から供給され、煩わしい充電の手間がかからないのがメリットだろう。

 実機に触れると驚かされるのは、iPad Proをはめ込むケース部のスリムさだ。これまでロジクールのキーボード一体型カバーは厚みがあり、かなりゴツい印象があったが、本製品はなるべくiPadの薄さを損なわないよう、ギリギリのところまで厚みを削っており、iPad Proをセットする際も、本当にこんなに薄いところにはめ込めるのか? と不思議に思うほどだ。

 ちなみに、iPadをはめ込む時はそこそこの力が必要で、頻繁な着脱には向かない。ただし本製品はケースをそのままに、キーボード部だけを取り外すという選択肢があるので、Magic Keyboardのようにマグネットでスムーズに着脱を行うのは難しくても、使い方のバリエーションは豊富だ。これについては後述する。

COMBO TOUCH
まずは背面のキックスタンドを開く
COMBO TOUCH
続いて画面を覆うキーボード部を前方に倒せば利用可能になる
COMBO TOUCH
ギリギリまで直立に近づけた状態
COMBO TOUCH
キックスタンドはここまで開くことが可能だ
COMBO TOUCH
通信はSmart Connectorで行われるのでペアリングなどの設定は不要だ
COMBO TOUCH
ケース本体は限界まで薄く設計されている

 次にキー配列を見ていこう。

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