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Windows搭載ポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER」を試すちっちゃい物好きの夢が続く?(2/4 ページ)

8.4型で2560×1600ピクセルという高精細な画面を搭載したONE-NETBOOKの超小型PC「ONEXPLAYER」。ゲーミングPCをうたう本製品の実力はいかほどのものか、実機を使って試してみた。

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ボディー左右にゲームコントローラーを用意

 左右に配置されたゲームコントローラーは、左に十字キーとアナログスティック、右にA/B/X/Yボタンとアナログスティックを用意する。左側には戻るボタンとデスクトップ表示ボタン、右側にはスタートボタンとキーボード呼び出しボタン、ターボ切り替えボタンが配置されている。ターボ切り替えボタンを使うと、TDP(熱設計電力)を20Wから28Wへと切り替えられる。これによって動作周波数を上げて、さらに高速な動作を実現している。

 本体と一体になったコントローラー部だが、触り心地にこだわって作られているという。実際に触ったときもぴったりとホールドできてグリップ感も良く、LT/RTボタンが押しにくいこともなく、プレイしやすいと感じた。ただ、本体重量が約820g(実測で816g)と若干重い。持ち上げてプレイするというより、膝の上に置いたり、机の上に置いたりしてプレイすることになるだろう。ちなみにNintendo Switchの重量は約420gだ。

ONEXPLAYER
左側のコントローラー部。アナログスティックと十字キーに加え、上から戻るボタン、デスクトップ表示ボタン、スピーカーが並ぶ
ONEXPLAYER
こちらは右側で、A/B/X/Yボタンとアナログスティックの他、上からスタートボタン、スクリーンキーボード呼び出しボタン、ターボ切り替えボタン、スピーカーがある。各ボタンのストロークが深いのも印象的だ

 ONEXPLAYERには、専用オプションとして4096段階筆圧検知タッチペンと、QWERTY英語配列のマグネットキーボード(税込み9680円)が用意されている。今回はキーボードを取り付けて試用したが、FPSやMOBAのようなキーボードとマウスを組み合わせるタイプのゲームもプレイできるようになる。

 ただし、評価機固有の問題か本体とキーボードとの接続箇所が若干浮いてしまい、キーボードの上側を押すと本体と接続しているマグネット部が外れ、接続が切れてしまうことがあった。

 このキーボードは本体と同時購入すると半額の4840円で入手できる他、本体カバーも兼ねているので、キーボード機能はあくまでも非常時に使うものと割り切り、カバーとして使うというのもありだろう。

ONEXPLAYER
別売で用意される専用キーボード。キーピッチは約15.2mmで、キーストロークは約1.5mmある
ONEXPLAYER
本体にキーボードを接続した状態。接点は本体底面にある
ONEXPLAYER
キーボードを閉じると本体カバーとしても使える

 ACアダプターは付属のUSB Type-C→USB Type-Cケーブルを使う。ケーブル込みの重量は実測で124gと軽く持ち運びには問題ないが、ケーブルの長さが120cmしかない。

 本体をテーブルの上に置いて使う場合は、そのすぐ下にコンセントがないと厳しいので、別途長いUSBケーブルを用意した方がベターだ。また本体上部にケーブルを差すタイプゆえ、コネクター部分にテンションがかかる。そのため、満充電の状態でゲームをプレイし、終わったらケーブルを差して充電するという利用スタイルになるのかもしれない。

ONEXPLAYER
付属するACアダプターとUSBケーブル。小型で持ち運びも苦にならない

 CrystalDiskMarkでストレージの性能をチェックした。1TBのSSDはPCI Express 3.0 x4接続で、シーケンシャル読み出しは毎秒2333MBだった。書き込み速度が低めなのは気になるが、実用上問題ない速度は出ている。

ONEXPLAYER
CrystalDiskInfoの画面
ONEXPLAYER
CrystalDiskMarkの結果(ターボ切り替えボタンはオフ)

 次に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。

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