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「Adobe Creative Cloud」が2022年版に AIを使った機能強化をさらに推進
Adobe(アドビ)の有料サブスクリプションサービス「Creative Cloud」の各種アプリが2022年版にバージョンアップした。有効な契約を持っているユーザーは無償でアップデートできる。
Adobeは10月26日(日本時間)、有料サブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud(Adobe CC)」を2022年版にアップデートした。有効なサブスクリプション契約をしているユーザーは、無償でアプリを最新版にバージョンアップできる。
この記事では、Adobe CCを構成する主要なアプリのアップデート内容を紹介する。
Photoshop
画像編集ツール「Photoshop」のデスクトップ版(Windows/macOS)では、主に以下の機能追加・改善が行われる。
- ニューラルフィルター(AIを活用したフィルター)の機能強化
- 新しいフィルターの追加(風景ミキサー、カラーの適用、色調和)
- 既存フィルターの精度向上(深度ぼかしフィルターなど)
- フィルターに対するフィードバックツールの搭載
- オブジェクト選択ツールの機能強化
- 「ホバー選択」の実装(マウスカーソルを乗せるだけでオブジェクトを検出する)
- レイヤー内の全オブジェクトマスクをワンクリックで作成可能に
- Illustratorとの連携強化
- 一部のベクターシェイプを編集可能な状態でペースト可能に
- カラーマネジメント機能とHDR(ハイダイナミックレンジ)対応の強化
- 「書き出し形式」をWindowsやIntel Macで利用可能に
iPad版では、以下の機能追加/改善が行われる。
- 「Adobe Camera Raw」のサポート
- Camera Rawで扱える全てのRAWファイルに対応
- 「スマートオブジェクト」の実装
- 「覆い焼き」「焼き込み」ツールの追加
Lightroom/Lightroom Classic
クラウドベースの写真編集ツール「Lightroom」では、主に以下の機能追加/改善が行われる。「★」印の付いているものは、デスクトップ向けの「Lightroom Classic」にも適用される。
- 選択ツールの一新★
- 選択ツールは「マスク」ボタン配下に統合して配置
- 複数マスクを組み合わせた範囲選択の実現
- 「被写体を選択」と「空を選択」の追加(※1)
- 「推奨プリセット」の実装
- 「プレミアムプリセットパック」の追加★
- 「切り抜きオーバーレイ」に対応(Windows/macOS版のみ)
- 写真の切り抜きをさまざまな構図で可能に
- 「コミュニティリミックス」の実装(Windows/macOS版のみ)
- 他者の写真編集のアプローチを学べる
- 他者がアップロードした写真の編集に参加可能
(※1)スマートフォン(iPhone/Android)では一部機種のみ対応
Illustrator
ベクターグラフィックツール「Illustrator」のデスクトップ版では、主に以下の機能追加/改善が行われる。
- 3Dエフェクトの強化
- 「Adobe Substance」にある素材を利用可能に
- 「見つける」パネルの追加
- 製品サポートや学習リソースにアクセス可能
- フォントの自動アクティベーションに対応
iPad版では、主に以下の機能追加/改善が行われる。
- 「ベクター化」の実装(βとして)
- リピートのブレンドの追加
- 「定規」と「ガイド」のサポート
その他、ドローイング/ペイントアプリ「Fresco」、プロやハイアマチュアをターゲットとする動画編集ツール「Premiere Pro」やクラウドベースの動画編集ツール「Premiere Rush」などでも機能追加が行われる。
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