新登場の「Fire TV Stick 4K Max」 4Kの視聴環境がない人でも選ぶべき理由(2/4 ページ)
Amazonが新たに発売した「Fire TV Stick 4K Max」は、Fire TVシリーズとしては初めてWi-Fi 6接続に対応し、メモリ増量で処理パフォーマンスアップ、リモコンも最新版に改められた。実際の使い勝手をチェックしよう。
2020年リニューアルの新インタフェースで操作性は向上
まずはセットアップしてみよう。手順は従来モデルと同様で、TVのHDMIポートに本製品を接続し、電源をオン。セットアップのウィザードが起動するので、後は画面に従ってAmazonアカウントでのログイン後、リモコンで操作するための設定や、アプリの選択を行うだけだ。完了すればFire TV Stickのホーム画面が表示される。
従来は、ここでソフトキーボードを使用してパスワードなどをポチポチと入力する操作が必要だったが、今は発行されるアクティベーションコードをスマホから入力するだけであっという間に設定が完了するので、全くわずらわしさを感じない。動作がサクサクで軽快なことも理由の1つだろう。
ホーム画面は、NetflixやDAZNなど、アプリへのアクセスが上段にまとめられ、コンテンツがその下に並ぶ配置になっている。これらは2020年暮れにリニューアルされたホーム画面のレイアウトそのままで、本製品オリジナルの要素はない。
これらはリモコンの4方向ボタンを使って項目を移動し、選択を行う。別のアプリを起動したければ横方向に、Prime Videoのコンテンツを探したければ下方向に移動するという画面構成になっているので、非常に分かりやすい。起動してすぐにPrime Videoを探したければ、とにかく下にスクロールすればよいといった具合に、あらかじめ操作を予測しておけるからだ。
リモコンを使うことで、ショートカットに割り当てられた4つのアプリは直接呼び出せ、リモコン最上部のボタンを押すことでAlexaが起動し、音声で検索を行ったり、定型アクションを用いて他の家電製品と連携したりといった操作が行える。このボタン、かつてはただの音声入力だったのが、いつの間にかAlexaに統合されているのがミソだ。
この他、かつては横1列に並んでおりスクロールが面倒だった設定画面も、1画面にまとめられたことで一覧性が向上している。実際に設定を変更するための画面は従来と同様なのだが、どこにどんな項目があるか分かりやすいのでストレスがなく、目的の項目にもすばやく移動できる。
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