Microsoftが学校向けノートPC「Surface Laptop SE」を発表 日本では2022年前半に発売 直販価格は3万580円から
Microsoftが、教育機関(学校)での利用に特化した廉価なノートPCを投入する。日本では2022年前半に発売予定で、ビジネス向け直販では3万580円から購入できる見通しだ。
Microsoftは11月9日(米国太平洋時間)、新型ノートPC「Surface Laptop SE」を発表した。日本では2022年前半に発売予定で、Microsoft Store(Web直販)における最小構成の販売価格は税込みで3万580円となる。
Surface Laptop SEは、同日に発表された新OS「Windows 11 SE」をプリインストールする教育機関(学校)向けのノートPCだ。従来から教育機関向けに供給されてきた「Surface Goシリーズ」と比べてさらに手頃な価格としていることが特徴で、教育市場ではシェアの高いChromebookへの対抗する意図があると思われる。
そのこともあり、現時点における販路は法人向け販売代理店やビジネス向けMicrosoft Storeに限られる予定だ。
CPUはモデルによってCeleron N4020(1.1GHz〜2.8GHz、2コア2スレッド)またはCeleron N4120(1.1GHz〜2.6GHz、4コア4スレッド)のいずれかを搭載している。メインメモリはDDR4規格で、モデルによって4GBまたは8GBを備えている。ストレージはモデルによって64GBまたは128GBのeMMCを搭載している。
ディスプレイは11.6型TFT液晶で、最大解像度は1366×768ピクセルとなる。センサーによる輝度の自動調整に対応する一方で、タッチ操作やペン入力には対応しない。ディスプレイ上部には720p(1280×720ピクセル)撮影に対応する100万画素のWebカメラを備えている。
ポート類はUSB Type-C端子、USB Type-A端子、電源入力端子、イヤフォン/マイクコンボジャックを備えている。ワイヤレス通信はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.0に対応する。
バッテリー容量は35Whで、満充電から最長約16時間利用できる(自社基準による測定値)。ボディーサイズは約283.7(幅)×193.05(奥行き)×17.85(厚さ)mmで、重量は約1112.4gとなる。
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