7型で約589g! Core i7-1195G7搭載の超小型ゲーミングPC「ONEXPLAYER mini」が登場(1/2 ページ)
ONE-NETBOOKの超小型PC「ONEXPLAYER」に、7型液晶ディスプレイ搭載の小型版「ONEXPLAYER mini」を2022年1月に発売する。どのようなモデルになるのか、発表会の模様をお届けする。
テックワンは12月17日、東京都内の会場で発表会を開催し、同社が日本代理店を務める中国のONE-NETBOOK Technologyが開発した超小型PC「ONEXPLAYER mini」を2022年1月28日より発売すると発表した。
ONE-NETBOOK公式ストアでは、既に予約受付が始まっている。価格はSSDの容量によって異なり、512GB版が15万5100円、1TB版が16万6100円、2TB版が18万8100円(いずれも税込み、以下同様)となるが、数量限定で先行予約が展開される。先行予約価格は割引が適用され、512GB版が13万9590円、1TB版が14万6520円、2TB版が16万6320円だ。
発表会にはテックワンの代表取締役である中林秀仁氏が登壇し、ONEXPLAYER miniの概要について説明した。
中林氏は、既に発売されている8.4型の超小型PC「ONEXPLAYER」について、「中国と日本でも好評だ」と語り、中国で開催されるゲームイベント「China Joy 2021」ではIntelと協業し、IntelブースにONEXPLAYERを展示するといった活動も行ってきたという。
中国ではパートナーショップが51店舗あり、その店頭に置かれたONEXPLAYERに触れるところから購買につながっていると語った。この流れを受けて、超小型PCの市場を大きくしたいという思いから、秋葉原に先日オープンしたUMPC/ゲーミングPCの専門ショップ「HIGH-BEAM」にも、ONE-NETBOOKの製品を置くことにしたそうだ。
小型軽量になった「ONEXPLAYER mini」
このような流れを受けて登場したのが今回のONEXPLAYER miniで、本機が開発されたのは日本ユーザーからの要望があったからだという。企画から半年以上の試行錯誤を経て完成した。
液晶ディスプレイのサイズは7型となり、重量は約589gと、ONEXPLAYERよりも一回り小さい。それでありながら3モデルともCPUに第11世代のCore i7-1195G7(4コア8スレッド)、メモリは16GB(LPDDR4)を搭載し、グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsを使用する。PC USERの読者なら、Iris Xe Graphicsについては説明不要だと思うが、エントリー向けのゲーミングノートPCでも採用されるなど、パワフルなグラフィックスチップだ。
ディスプレイの解像度は、アスペクト比16:10の1920×1200ピクセル(323ppi)で、これについては最近発売されているゲームタイトルがこの比率であるからだとした。
ボディーサイズは約262(幅)×107(奥行き)×20(厚さ)mmで、サウジアラビアのSABICで製造されるポリカーボネート+ABS樹脂で構成されている。軽量でありながら98MPa(メガパスカル)という硬度を実現し(スーパーエンジニアリングプラスチックが92MPa程度)、肌触りにもこだわったという。指紋が付きにくく、持ったときにも滑りにくいようフロスト加工が施されており、ボタンはXbox One ワイヤレスコントローラーと同様の配置だ。
本体背面には大きな吸気口が用意されている。これはステルス機から着想を得たデザインになっており、直径0.8mmの冷却穴42個を配置する。ONEXPLAYERが2つの冷却ファンであったのに対して、ONEXPLAYER miniでは1個にしながら優れた吸気率を実現しているという。
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