ASUSのGeForce RTX 3060 Ti搭載グラフィックスカードが7.8万円に値下がり:古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)
長期的な値上がり傾向が続いているグラフィックスカードだが、一部ショップで1〜2万円程度の値下げが行われたモデルもある。
金曜日(3月25日)夕方にパソコンSHOPアークを尋ねると、ASUS JAPANのグラフィックスカードがその日に大きく下がったと教えてくれた。「GeForce RTX 30ファミリー全体で(価格が)一段下がりました。特にRTX 3070 Ti/3070/3060 Tiあたりの下がり方が大きいですね」という。
「他社に広がる可能性」も「一瞬で元通りになる可能性もあります」
価格表を見ると、GeForce RTX 3060 Tiの欄にある「DUAL-RTX3060TI-O8G-MINI-V2」が7万7800円となっており、9万円台が並ぶ中で確かに際立って安くなっている。同店は「一時的な特価ではなく、通常売価でこの動きは注目に値します。他社にも広がっていく可能性がありますね」と関心を寄せていた。
他店ではまだ同様の動きは見られなかったが、値下がりの動きに驚きはない様子だ。あるショップは「チップの値下げの話などは各社に回っているそうです。ここ最近はRadeonも含めてじわじわ値下がりしているので、その流れを加速させる動きはいつ出てきてもおかしくないですね」という。
一方で、不確定要素が大きいとの意見もある。別のショップは「チップが値下がりしても、他の部材や輸送費の上昇は変わらないため、数年前の水準までは望めないと思います。それに現在もさまざまな不確定要素にさらされており、いつでも反転しかねません。品薄傾向は今も続いていますし、価格面でも一瞬で元通りになる可能性もあるでしょう」という。
いずれに傾くにしろ、当面はグラフィックスカードの値動きに注目する価値がありそうだ。
関連記事
- 時代は白! GPUステーとマウスホルダーにマザー台まで白モデルが登場
あらゆるパーツや周辺機器にホワイトモデルが登場する中で、グラフィックスカードホルダーやマウス台でも白が選べるようになっている。 - 「Intelと拮抗」「焼け石に水」「もう一声」――揺れる値下がりしたRyzenの評判
3月19日から“3連休”が始まる。それを控えた秋葉原のPCショップでは、期間限定のRyzen 5000シリーズの“値下げ”がいろいろな意味で影響を与えている。 - Ryzen 9 5950Xが8.6万円に!――Ryzen 5000シリーズ気合いのセールが話題を集める
第12世代Core iシリーズがヒットする中で、ライバルのRyzen 5000シリーズが期間限定の値下げセールを延長し、さらに攻め込んだ価格設定に。各ショップで話題となっている。 - 4万円切りモデルが抜きん出て目立った「GeForce RTX 3050」搭載グラフィックスカード
NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 3050」を搭載したグラフィックスカードが一斉に売り出された。価格は3万円台から6万円台までと幅広い。それゆえに低価格なモデルに人気が集中した。 - 一部のショップでWindows 11の人気が10に勝る
新生活準備シーズンの今、OSも特価セールのラインアップに乗る光景が見られる。併売されているWindows 10と11だが、現在の売れ行きはどうなっているのだろう?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.