M2チップ搭載の新型「13インチMacBook Pro」は7月発売 17万8800円から
MacBook Proシリーズに、最新のM2チップを搭載した「13インチMacBook Pro」が登場する。発売は7月で、税込み17万8800円〜となる。
Appleは7月から新型「13インチMacBook Pro」を発売する。Apple Storeでの税込み販売価格は17万4800円からとなる。
同社が「最も持ち運びやすいプロ向けノートPC」とうたう13インチMacBook Proだが、ボディーサイズは約30.41(幅)×21.24(奥行き)×1.56(厚さ)cm、標準重量は1.4kgと、新型MacBook Airよりもフットプリントはわずかに狭い。
新型13インチMacBook Proの概要
新しい13インチMacBook Proは、2560×1600ピクセル表示に対応した13.3型液晶ディスプレイ(227ppi/最大500ニト)を備え、8コアCPU/10コアGPUの「Apple M2チップ」を搭載している。ボディーカラーはシルバーとスペースグレイの2色展開だ。
店頭モデルではユニファイドメモリが8GB、ストレージは512GB/256GBだが、直販モデルではユニファイドメモリが24GB/16GB/8GBから選べ、ストレージも2TB/1TB/512GBが用意される。
M2の次世代メディアエンジンの採用により、4KのProResビデオでは最大11のストリームを、8KのProResビデオでは最大2つのストリームを再生でき、これまでの約3倍の速さでビデオプロジェクトをProResに変換可能だという。
新型MacBook Airと異なり、13インチMacBook Proには冷却ファンが内蔵されており、高いパフォーマンスを維持できるという。従来よりバンド幅が広がった最大24GBのユニファイドメモリを搭載することによって、マルチタスクや大容量のアセットでの作業が快適に行えると同社ではアピールしている。
インタフェースは、USB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeに対応した2基のThunderbolt 3(USB4)と、3.5mmのヘッドフォン端子で、Wi-Fi 6の無線LANとBluetooth 5.0をサポートする。画面上部に720p対応のFaceTime HDカメラを内蔵し、ステレオスピーカーも備える。
キーボードはバックライト付きMagic Keyboardで、ファンクションキーはTouch Barで提供される。Touch ID(指紋センサー)もキーボード右上部分にある。
バッテリー駆動時間は、動画再生で最長20時間、無線LANによるインターネット接続で最長17時間となっている。付属のACアダプターは「67W USB-C電源アダプタ」だ。
関連記事
- 新SoC「Apple M2」が登場! 新型MacBook Air/Proに搭載
Appleが独自の「Apple M2」チップを発表した。同Socを採用した製品として、13インチMacBook ProとMacBook Airが発売される。 - M2チップ搭載でファンレス駆動 新型「MacBook Air」は7月発売 16万4800円から
Appleの薄型ノートPC「MacBook Air」がモデルチェンジされる。新型のApple M2チップを搭載して処理パフォーマンスを向上しつつも、ファンレス設計は堅持している。店頭販売の上位構成には、新しいACアダプターも付属する。 - 複数アプリ/ウィンドウ利用時の利便性を改善 「macOS Ventura」は2022年秋に登場
AppleのMac用のオペレーティングシステム「macOS」に新バージョンが登場する。一般ユーザー向けのβ(ベータ)プログラムの提供は7月から始まる予定で、2022年秋に製品版がリリースされる予定だ。 - Apple新製品発表をさらに楽しむ方法 「緑のまとめスライド」の見方と真の目的
Appleのイベントで毎回紹介される「緑のまとめスライド」。この表には独特な見方があり、それを知ると同社の発表会を違った角度で楽しめるようになるという。林信行氏が分かりやすく解説する。 - 装着するだけで健康に――Appleが「watchOS 9」を発表 ワークアウト機能を強化 服薬を促す機能も
Apple Watch用の「watchOS」に新バージョンが登場する。ワークアウト機能や心電図計測機能などにアップデートが施される他、服薬をスマートに促す新アプリも実装される。パブリックβ版は7月に、製品版は2022年秋にリリースされる予定だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.