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Microsoftが2022年7月のWindows月例セキュリティ更新プログラムを公開 84件の脆弱性を対処
Microsoftが、2022年7月度の月例セキュリティ更新プログラムの一般提供を開始した。
Microsoftは7月12日(現地時間)、2022年7月度の月例セキュリティ更新プログラムの一般提供を開始した。今回のアップデートでは、CVE番号ベースで84件の脆弱性に対応している。
修正された脆弱性のうち、以下の4件は深刻度が「緊急(Critical)」となっており注意が必要だ。
- CVE-2022-22029:Windows ネットワークファイルシステムのリモートコード実行の脆弱性
- CVE-2022-22038:リモートプロシージャコール実行時のリモートコード実行の脆弱性
- CVE-2022-22039:Windows ネットワークファイルシステムのリモートコード実行の脆弱性
- CVE-2022-30221:Windows グラフィックスコンポーネントのリモートコード実行の脆弱性
また、深刻度は「重大(Important)」なものの、CVE-2022-22047(Windows CSRSSの特権昇格の脆弱性)は既に悪用が確認されているとのことで、早めにアップデートをしておきたい。
この他、本アップデートでは6月のCリリースに含まれる機能強化も含まれている。
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