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Intelの外付けグラボ「Intel Arc A750 Limited Edition」は“2022年夏の後半”に登場 情報を順次公開

Intelのゲーミング向け独立GPU「Intel Arc Graphics」のデスクトップ向け製品のリリースが近づいている。同社はYouTubeなどを使ってスペックに関する情報を“小出し”しており、先日「Intel Arc 750 Limited Edition」に関する情報を公開した。

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 Intelは7月15日(米国太平洋夏時間)、YouTubeに「Intel Arc A750 Limited Edition Graphics Card Performance Showcase」という動画を投稿した。同時に公開されたブログのエントリーと合わせて見る限り、「Intel Arc A750 Limited Edition」というグラフィックスカードが2022年夏の後半に発売されるようだ。

動画が取得できませんでした
Intelが公開した動画「Intel Arc A750 Limited Edition Graphics Card Performance Showcase」

GPU補助電源は「8ピン+6ピン」

 タイトルにもある通り、この動画では未発売のグラフィックスカード「Intel Arc A750 Limited Edition」を紹介している。始めに“チラ見せ”されたのはカードのデザインで、動画を見る限りにおいて以下のことが分かる。

  • カードは2スロット分+αの厚さ
  • PCI Expressバスは16レーン分のサイズ
  • 補助電源端子は「8ピン+6ピン」
  • 冷却ファンは2連構成
  • バックプレートを含めて基板を“見せない”デザイン
見えない
Intel Arc A750 Limited Editionは基板を“見せない”デザインを採用している
補助電源
GPU用の補助電源ピンは8ピンと6ピンを組み合わせている

ライバルは「GeForce RTX 3060」

 この動画では、Intel Arc A750 Limited Editionを使って「Cyberpunk 2077」をWQHD解像度(2560×1440ピクセル)で高品質プリセットでプレイする様子が見受けられる。平均フレームレートは60fpsで、そこそこの性能を発揮できるようだ。

 合わせて、Cyberpunk 2077を含む5つのゲームタイトルを、“同じセグメント”に属するという「GeForce RTX 3060」でプレイした際の平均フレームレートを比較した結果も掲載されている。一番差の付いた「F1 2021」では、平均フレームレートが約1.17倍にもなったという。

比較
GeForce RTX 3060との平均フレームレートの比較。5タイトルしかないことが気になるが、Intel Arc A750 Limited Editionはそこそこ高いパフォーマンスを発揮することが分かる
比較マシン
比較に使ったPCは、グラフィックスカード(GPU)以外は全く同じ構成となっている

Intel Arc Graphicsに関する情報は随時公開

 IntelでArc Graphicsのマーケティングを担当しているライアン・シュラウト氏によると、Intel Arc Graphicsに関する情報は、特設サイトを通して随時公開していくという。

 発売日に向けて、「他のゲームでもパフォーマンスを発揮できるのか」「発売予定時期」「グラボがいくらするのか」「XeSS(超解像技術)」「レイトレーシング」といったユーザーが“知りたい”と思う情報をどんどん公表していくようだ。

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