予算も使い勝手も見やすさも大事! 悩んで買った液晶ディスプレイ「FFF-LD27G1」を試す:紆余(うよ)曲折の液晶ディスプレイ選び(3/3 ページ)
ひょんなことから、在宅ワークが続く筆者宅の液晶ディスプレイをリプレースすることになった。そのいきさつと、選んだモデルのレビューをお届けする。
老眼に優しいWQHDの威力をまじまじと知る
繰り返しになるが、画面が広いのは偉大だ。複数のアプリを立ち上げていても見通しがいいし、原稿を書く際に使うWebサイトの内容を左に配置し、テキストエディターを右に置いても余裕の広さがあるということに今更ながら気付く。
では、ゲームだとどのように違うのだろうか。試しに「ファイナルファンタジーXIV」をプレイしたのが下の画面だ。両方ともリフレッシュレートは144Hzだが、フルHDよりもWQHDの方が表現が細やかになり、ゲーム画面を広く見渡せるのが分かる。
コストを抑えて環境を大きく改善できるうれしさ
今回購入したFFF-LD27G1は、発売されてから時間が経過しており、正直言って型遅れのディスプレイである。しかしHDMIポートやDisplayPortなど必要なコネクターは搭載されており、今でも十分に使える製品だ。HDRやAMD FreeSyncにも対応しており、ゲームをプレイする際も活躍する。最新のHDMI 2.1やDisplayPort 1.4には対応していないが、WQHD/144Hzであれば問題ない。
確かに上を見れば切りがなく、本製品は高解像度ハイリフレッシュレート対応ではないが、このスペックを十分に生かすためには、それなりのハイスペックなマシンが必要になる。筆者のような環境の他、エントリー向けのゲーミングPCを持っているのであれば、WQHD/144Hzで十分に満足感が高いのだ。
筆者の家には24型/フルHD/240Hzのディスプレイもあるが、それよりも解像度が高くて広く画面を使える方がよいと思っている。少しの投資で効果的なビジネスライフとゲーミング生活を送りたいと思うのであれば、FFF-LD27G1という選択肢を1度検討してみてほしい。
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