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Intel Arc A380搭載デスクトップPC「DAIV Z3-A380」の性能は? クリエイティブ系アプリは加速する?(4/4 ページ)

マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」シリーズに、Intel Arc A380を搭載したデスクトップPCが追加された。新GPUはクリエイティブ関連のアプリで有用なのか、そしてパフォーマンスはどうなのかを細かくチェックした。

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クリエイティブユースの新しい選択肢として歓迎

 DAIVシリーズは、既に多くのクリエイティブの現場に導入されている実績がある。移動や設置のしやすさにも配慮したボディー、堅実な放熱設計、スペックをカスタマイズしてオーダーできるBTO対応など、クリエイターのニーズを理解したベースシステムの安定感は抜群だ。電力効率の高い第12世代Coreプロセッサの採用で、より魅力的になったといえる。

 本製品は、そこに新GPUであるIntel Arc A380 Graphicsを加えているのがポイントだ。GPUの実績がないだけに長期的な安定性や互換性については未知数ながら、使用期間中は特に問題も見られず、パフォーマンス的にも悪くない。

 将来有望なAV1コーデックのハードウェアデコード/エンコードに対応していることも見逃せないポイントだろう。特にAV1のハードウェアエンコードについては、NVIDIAのGeForce RTX 30シリーズでも未対応で貴重な存在であり、クリエイター向けPCの新しい選択肢として面白い立ち位置になっている。

 評価機の価格は23万3200円(税、送料込み)となっており、GeForce GTX 1650(グラフィックスメモリは4GB)を搭載したモデル「DAIV Z3」も似たような構成と価格帯で用意されている。実績のNVIDIA GPUをとるか、将来への期待を込めてIntel GPUの本製品をとるか、なかなか悩ましいところではあるだろう。

マウスコンピューター DAIV Z3-A380 Intel Arc A380
ケース前面に第12世代CoreとともにIntel Arcのロゴシールが貼られている
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