Microsoftが「Windows 11 2022 Update(22H2)」をリリース Proでも初期設定の「インターネット接続」が必須に:順次配信開始(3/3 ページ)
Windows 11に初めての大規模アップデートが行われる。9月20日(米国太平洋夏時間)から数週間を掛けて、Windows 10/11を導入済みのデバイスに対してWindows Updateのオプション更新として配信されるという。
バージョンアップの方法
Windows 11 2022 Updateの動作要件は、オリジナルのWindows 11から変わらない。ただし、Windows Studio Effectsのように追加要件を求められる機能もあるので注意が必要だ。
既存のWindows 10/11デバイスに対する展開は、昨今のWindows 10/11の大型アップデートと同じように進められる。
Windows 11デバイスの場合
当初は、ごく限られたシステムに対してWindows Updateのオプション更新として配信される。その後、数週間を掛けて配信対象のシステムを拡大していく予定だ。
ただし、当該のシステムあるいはインストール済みのアプリに「既知の問題」が発生した場合、それが解決するまで配信がブロックされることもある。
Windows 10デバイスの場合
基本的にはWindows 11デバイスと同様で、当初はWindows 11の動作要件を満たすごく限られたシステムに対してWindows Updateのオプション更新として配信される。その後、数週間をかけて配信対象のシステムを拡大していく予定だ。
動作要件を満たしているかどうかを確認できる「PC正常性チェック」は、Windows 11のWebサイトからダウンロードできる。
Windows 10を導入済みのデバイスも基本的にWindows 11と同様で。準備ができるとWindows Updateからオプション更新として適用できる……のだが、Windows 11とは異なり「オプション」の方が目立つように表示される
Proでも「Microsoftアカウント」が必須に(個人用デバイスのみ)
Windows 11では、Homeエディションにおいて「初期設定時のインターネット接続」と「Microsoftアカウントでのログイン(サインイン)」が必須とされた。
Proエディションでは初期設定時のインターネット接続とMicrosoftアカウントの利用はオプションとされていたが、バージョン22H2からは初期設定時のインターネット接続は必須となった。また、セットアップの過程でデバイスを「個人用に設定する」場合はMicrosoftアカウントへのログインも必須となる。
なお、デバイスを「職場または学校用に設定する」場合、Microsoftアカウントの利用は引き続きオプションとなる。
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