Microsoftのビッグイベント×2が今秋にやってくる:Windowsフロントライン
米Microsoftのリアルイベントが約2年半ぶりに復活する。10月の「Microsoft Ignite 2022」を皮切りとして、その後も続くようだ。
米Microsoftは、ITプロフェッショナル向けのイベント「Microsoft Ignite 2022」を2022年10月12日から14日までの3日間の会期で“リアル”開催することを発表した。
Microsoftのリアルイベントが復活 第1弾は「Ignite」
Microsoftのイベントとしては、2020年のコロナ禍突入以降では初のリアル開催イベントとなる。およそ2年半ぶりの開催となるリアルイベントの会場は米ワシントン州シアトルのSeattle Convention Centerを予定しているが、開催FAQによれば「There will be limited passes available.」とのことでリアル参加できる人数は限られており、8月後半にスタートする登録方法を受け取るためにサイトへのサインアップを行うよう指示が出ている。
参加人数制限があることから、2022年はハイブリッド開催の形式となり、オンライン視聴の場合、参加は無料となる。また「Ignite Spotlights」という特定地域にフォーカスしたサテライトイベントの開催も予定されており、フランス、ドイツ、日本、ラテンアメリカ、英国の複数地域がターゲットとなっている。
Spotlightsはメインイベントの基調講演や中心となるテーマを抜き出した形でのトピック紹介が中心となるが、日本語を含む複数言語でのローカライズも行われるとのこと。つまみ食いをしつつ、興味を持ったトピックをより深掘りしたいというのであれば、Spotlightsの動向についてもチェックしておくといいだろう。
もう1つのイベントとWindows 11「22H2」
今回紹介したようにリアルイベント第1弾はIgniteとなるが、続けてのイベントのうわさも既に出ている。The Vergeのトム・ウォーレン氏によれば、複数の情報源の話として、Microsoftは「Surface」発売から10周年記念となるタイミングでSurface新製品を発表する計画だという。
同社が初のSurfaceとなる「Surface RT」を発売したのは2012年10月26日のことで、前日にあたる25日深夜には米ニューヨークのタイムズスクエアを“ジャック”し、Microsoft Storeのポップアップ店舗のお披露目と合わせて大々的なアピールを行った。ウォーレン氏は2022年の発表イベントの具体的なタイミングを述べていないが、Igniteの開催タイミングがこの10周年記念日の約2週間前という点に触れており、何らかの結びつけがある可能性も考えられる。
なお、同氏によればWindows 11の次期大型アップデート(機能アップデート)にあたる「22H2」の提供タイミングは9月後半であり、ハードウェアイベントが10月だとすれば少し早いタイミングとなる。
ちなみに、2020年のハードウェアイベントの開催は10月2日、2021年は9月22日と少しずつ早くなっている。Windows 11の22H2のタイミングは以前からいわれている情報も含め、9月である可能性は非常に高いが、ハードウェアについては現時点で情報が少なく不明点が多い。より詳細な情報は8月後半以降に順次出てくると思われ、買い換えを検討しているユーザーは引き続きウォッチしていてほしい。
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