Googleが「Pixel Tablet」を2023年発売へ Tensor G2搭載、スピーカー内蔵の充電ドックも
Googleが、2023年にPixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」を発売する。プロセッサは、Pixel 7シリーズと同じ「Tensor G2」を搭載している。Pixel Tabletをセットできるスピーカー内蔵の充電ドックを用意しており、Nest Hubのようにコンテンツを楽しんだり家電を操作したりできる。
Googleが10月6日、Pixelシリーズ初のタブレット「Google Pixel Tablet」を発表した。2023年の発売を予定している。
Pixel Tabletは、スマートフォンのPixelと同様の体験を、より大きなディスプレイで可能にするデバイス。外観もPixelと同様の丸みを帯びたデザインに統一しており、本体はナノセラミックで仕上げられている。ディスプレイサイズやメモリ、内蔵ストレージなどの詳細は公表されていない。
UI(ユーザーインタフェース)には、Android 12に導入されたコンセプト「Material You」を取り入れており、カラーパレットをカスタマイズしたり、壁紙やロック画面にマッチしたカラーにそろえたりできる。また、タブレットの大画面に最適化したUIになるよう、アプリの開発者と協業を進めている。
プロセッサは、Pixel 7シリーズと同じ「Tensor G2」を搭載。スマートフォンのPixelと同様に、ビデオコール、写真編集、Google アシスタントなどの機能をシームレスに利用できるとしている。
「タブレットは自宅で最もよく使うデバイスである」ことから、Pixel Tabletをセットできるスピーカー内蔵の充電ドックを用意した。ドックにPixel Tabletをセットすると充電され、Pixel Tabletを24時間使い続けられる。Pixel Tabletを簡単に着脱できるよう、装着時に使用する磁石に工夫を施しているという。
充電ドックにPixel Tabletをセットして、動画や映像を迫力のスピーカーで楽しむ、Google フォトの写真を表示させてフォトフレームとして活用する、ハンズフリーでGoogle アシスタントを利用するなど、「Nest Hub」のような使い方が可能になる。また、Pixel Tabletからスマート家電を制御することもできる。
関連記事
- 第2世代の「Google Nest Hub」が5月5日に発売 Soliレーダーで睡眠トラッキングもOK 税込み1.1万円
一部市場では発売されている第2世代「Google Nest Home」が、日本でも5月5日にリリースされる。ユーザーの利用状況を踏まえてスピーカーを強化した他、Soliレーダーを活用したジェスチャー操作に対応し、睡眠トラッキング機能も搭載した。 - ブレた写真もキレイになる「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」正式発表 8万2500円から
Googleがティーザーサイトなどでチラ見せしてきた新型スマートフォン「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」が正式発表された。新しい「Google Tensor G2チップ」を活用し、ブレた写真もキレイになるという。直販サイトで購入すると10月12日〜13日に出荷されるそうだ。 - Googleが「Pixel Watch」を10月13日に発売 Fitbitの機能搭載でLTEモデルも用意 3万9800円から
Google、Pixelブランド初のスマートウォッチ「Pixel Watch」を正式発表した。LTE対応モデルも用意しており、国内ではKDDIとソフトバンクが取り扱う。GoogleのサービスやFitbitの機能を利用できる。 - かねてウワサされていた「Pixel Watch」が2022年に登場する理由
以前から度々うわさが出ていたGoogleのスマートウォッチ「Pixel Watch」が今秋発売されます。Pixel Watchのうわさは意外と古く、少なくとも2016年にまでさかのぼります。Wear OS 3の登場により、ようやくGoogleの考えるスマートウォッチの下地が出来上がったと判断したのでしょう。 - 「Pixel 7」シリーズには新SoC「Google Tensor G2」搭載──10月6日のイベントに向けて小出しに発表
Googleは10月6日に新製品発表イベントを開催すると発表した。それに伴い、Googleストアのページを更新し、「Pixel 7」シリーズには「次世代のGoogle Tensor」を搭載することを明らかにした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.