この大画面は誰のため? アイリスオーヤマの15.6型Androidタブレット「LUCAタブレット TM152M4N1」の実態に迫る(2/4 ページ)
アイリスオーヤマが15.6型のAndroidタブレット「LUCAタブレット TM152シリーズ」を発売した。大画面であることが魅力なのだが、SNSでは「スペックと価格が不釣り合いである」という指摘が相次いでいる。実際の所はどうなのか、使って検証してみよう。
インカメラとアウトカメラは約800万画素 microSDにも対応
横向きで使った場合のディスプレイ上部には、約800万画素のインカメラが備わっている。Webブラウザや専用アプリを通してビデオ通話(Web会議)をする際に利用できる他、簡易的な顔認証にも対応している。
一方、背面にはアウトカメラが装備されている。一見するとデュアルカメラに見えなくもない造形をしているのだが、実際は約800万画素カメラのシングル構成で、カメラに見えるもう片方はLEDライトである。
LUCA Tablet TM152M4N1はメインメモリが4GB、内蔵ストレージが64GBという構成となっている。上位モデルのLUCA Tablet TM152M8N1は、メインメモリが8GB、内蔵ストレージは128GBと倍の容量になっているが、その他のスペックは同一となる。
内蔵ストレージとは別に、最大512GBのmicroSDXCに対応するmicroSDメモリーカードスロットも備えている。このスロットはピンを使って着脱するタイプとなっているが、Wi-Fi(無線LAN)専用モデルということもありSIMカードの類いは装着できない。特にTM152M4N1を使う場合、音楽や動画、電子書籍のデータをオフラインで保存したいならmicroSDを積極的に活用すると良いだろう。
本体の右側面にはUSB Type-Cポートがある。この端子は付属の充電器(ACアダプター)での充電の他、PCとのデータのやりとりにも利用できる。
なお、背面の中央には大きな“ふた”が取り付けられている。デザイン的にも非常に気になるこのふたは「背面端子カバー」とされており、その名前通り開けると拡張端子が姿を見せる。
このカバーは磁力でくっついており、少し力を入れると取り外せる。しかし、マニュアルでは「通常はカバーを外さないでください」とされている。将来の展望として、ここに接続する周辺機器(スマートカバーや拡張スタンドなど)を用意するのだろうか……?
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