リモコン操作に対応した直管蛍光灯「エコピカLUMI*R」を試して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(番外編)(2/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は「番外編」として、リモコンによる操作が可能な直管蛍光灯「エコピカLUMI*R」を試した。
1本ずつの点灯/消灯に加え明るさや色温度の調整にも対応
さて実際の使い勝手だが、すこぶる快適だ。リモコンによる点灯および消灯は、4本一括はもちろん1本ずつでも行えるので、半分だけ点けたり、1本だけ点けたりと、ニーズに応じて自由自在に調整できる。従来は4本まるごと一括してオン/オフすることしかできなかったため、なかなか新鮮だ。
さらに明るさの調整も可能なので、室内を薄暗い状態に保ちたい場合は、それぞれの明るさを80%や50%にするといったカスタマイズ設定も行える。ちなみに調整可能な明るさの段階は均等ではなく、50〜100%は10段階程度、0〜50%は数段階での切り替えになるようで、低照度はあまり細かく調整できない。
また色温度についても調整できる。標準は昼白色(4500K)だが、より黄色い電球色(3000K)、さらにより青白い昼光色(6000K)にも対応する。一部のスマート電球にある、色そのものの変更には対応しないが、あってもあまり使う機能ではなく、操作体系も複雑になるので、こうした色温度の調整だけの方が実用性は高いだろう。
このカスタマイズした明るさは1つに限り、リモコン側でプリセットしておける。例えば明るさを50%に設定したとして、通常の電源オン/オフボタンでは消灯と50%の切り替えとなり、50%から100%に戻すにはオンボタンの長押し、ふたたび50%に戻すにはオフボタンの長押しを利用する。
つまり短押しと長押しを使い分けることで、0%/50%/100%の間を行ったり来たりできるわけだ。前回の明るさをきちんと記憶し、なおかつ100%に戻すためにわざわざ明るさ調整ボタンを使わずに、長押しだけで済む。ややコツは必要だが非常によく考えられた機能で、慣れれば実に便利だ。
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