4年ぶりに開催されたカメラの大規模展示会「CP+2023」に行ってきた(3/3 ページ)
2月26日まで、神奈川県にあるパシフィコ横浜で「CP+2023」が開催中だ。気になる展示製品を紹介しよう。
360度だけじゃないInsta360製品
最後は全天球カメラでおなじみのInsta 360ブースだ。実は出始めの頃、筆者も面白がって全天球カメラをいくつか購入し、あちこちに出かけては撮影していたのだが、データ量が多い上に編集をうまくできないなど、扱いきれなくなって熱が冷めてしまったという経緯がある。
そんな筆者でも「これはいいものだ」と感じたのが、Insta360が手掛ける4K Webカメラ「Insta360 Link」だ。
これは、ノートPCや外付けのディスプレイ、あるいは三脚などを使って好みの場所に設置して使えるWebカメラだ。これだけでは、他の製品と何ら違いはないのだが、Insta360 Linkは3軸ジンバルとAI機能を搭載しており、簡単なジェスチャーで動く人物の追跡や、ズームイン/ズームアウト、ホワイトボードへのズームアップなどが行える。
デスクビューモードを使えば、瞬時に机の上を映し出すだけでなく、台形補正も行うため、紙しかない資料や手書きしたものをビデオ会議で見てもらいやすくなる。
実際に、ジェスチャー機能を使ってAI人物追跡やズームインなどを行ってみたので、試しに見てほしい。
発売から半年ほど経過したが、ビデオ会議での利用だけでなく、インストラクターや動画配信者などからも人気があるという。会場で、ぜひとも使い勝手を試してみてもらいたい製品の1つだ。
その他、CP+2023では、セミナー、ワークショップ、カメラアクセサリーのアウトレット、抽選会などさまざまなイベントが行われている。4年ぶりのカメラの祭典へ、足を運んでみてはどうだろうか。
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