スリムゲーミングPCもここまで来た！ ASUS「ROG Zephyrus M16 GU604」を試して分かったこと（5/5 ページ）

ASUS JAPANのゲーミングノートPC「ROG」シリーズで、高い性能と遊び心を兼ね備えたシリーズが「ROG Zephyrus M16 GU604」だ。同シリーズの上位モデルを細かくチェックした。

[マルオマサト，ITmedia]

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

目立つこと間違いなしのプレミアムモデル

　今回の評価機は、ROG Zephyrus M16 GU604VYの上位モデル（GU604VY-I9R4090）で、ASUS JAPANの直販サイトASUS Storeでの販売価格は62万9800円（税込み、以下同様）だ。

　筆者の想定以上に高価だったが、薄型のボディーにNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPUを始めとするハイスペックなパーツを詰め込み、DisplayHDR 1000対応のミニLED液晶ディスプレイや「AniMe Matrix」という独自の付加価値も上乗せしているとなればこの価格になってしまうのも仕方がないところだろう。

　AniMe Matrixを備えた質感の高い薄型ボディーはカフェなどに持ち出して使えば目立つこと間違いなく、こういった付加価値こそが本製品の魅力だ。金銭的に余裕がある人が、遊び心を持って購入するPCだろう。

　なお、ラインアップにはGPUをNVIDIA GeForce RTX 4070に、SSDを1TBに、ミニLEDではないROG NEBULA ディスプレイになる下位モデル（GU604VI-I9R4070）が46万9800円で用意されている。プレミアムな要素は減るが、GPUのグレードが下がるぶん放熱にも余裕ができるため、こちらの方がゲーミングPCとしてのバランスは良さそうではある。

ROG Zephyrus M16 GU604VYの概要