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オリジナル光学センサーで快適操作! ASUSの無線ゲーミングマウス「ROG Gladius III Wireless AimPoint」「ROG Chakram X Origin」を使い比べる(3/3 ページ)

ASUSが先般発売した「ROG Gladius III Wireless AimPoint」「ROG Chakram X Origin」は、ASUSのオリジナル光学センサー「ROG AimPoint」を搭載するハイエンドワイヤレスゲーミングマウスだ。両モデルを試用する機会を得たので、実際に使った上でその特徴を述べていく。

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軽量で扱いやすい「ROG Gladius III Wireless AimPoint」

 ROG Gladius III Wireless AimPointも、先に紹介したROG Chakram X Originと同じくFPSやMOBA向けに最適化された左右非対称型のワイヤレスゲーミングマウスだ。光学センサーも「ROG AimPoint」と同じものを搭載している。

 「何が違うのか?」というと、こちらは“軽さ”を重視した設計となっている。重量は公称で約79gと、ROG Chakram X Origin比で44gほど軽い。サイズは約68(幅)×132.7(奥行き)×44(高さ)mmである。

ROG Gladius III Wireless AimPoint
ROG Gladius III Wireless AimPointのパッケージ。製品名から分かるかもしれないが、本モデルは「ROG Gladius III Wireless」(税込み実売価格1万4000円前後)の光学センサーをROG Aimpointに変更した上位モデルという位置付けである

 付属の付属のUSBケーブル(USB Type-C to USB Standard-A)、USBレシーバーと延長アダプターはROG Chakram X Originと共通である。

 本体には左右のクリックボタン、ホイールボタンと2つのサイドボタンを備えている。軽量性を重視した分、ボタンの数は削減された格好だ。ボタンの機能はArmoury Crateで設定できる。

全体図
ROG Gladius III Wireless AimPointは、軽量性を重視したモデルとなっている
付属品
付属するケーブルやアダプターはROG Chakram X Originと共通だ(USBレシーバーはマウスの内部に収納されているため写っていないが、これも共通である)
左側面
左側面には2つのサイドボタンを備える
右側面
右側面はROG Chakram X Originと同様にROGのロゴタイプが入る

接続方法は3種類から選択可能

 PCとの接続は、有線、独自の2.4GHz無線、Bluetoothの3種類に対応しており、底面にあるスイッチで切り替えられる。有線接続時は本体バッテリーへの充電も行える。2.4GHz無線用のUSBレシーバーは、底面に直接差し込む形で収納可能だ。

 Bluetooth接続時は、最大3台のマルチペアリングに対応している。接続先の切り替えは本体底面のボタンで簡単に行える。

 スペック上の最大精度は3万6000DPIで、最大ポーリングレートは有線接続時で1000Hzとなる。独自の「ROG SpeedNovaテクノロジー」によって、常に安定した接続性と最高の通信速度を実現しているという。

 公称のバッテリー駆動時間は、2.4GHz無線接続時が最大119時間、Bluetooth接続時が最大143時間となっている。ROG Chakram X Originと比べると少し短いが、十分な時間を確保している。

 ROG Chakram X Originにはない要素として、このマウスには「グリップテープ」が付属する。その名の通りマウスのグリップを改善するためのテープ(シール)で、クリックボタンや側面に貼り付けると握りやすさが向上する。好みに応じて使うといいだろう。

底面
底面にはペアリングボタンと接続モードの切り替えスイッチがある。設定プロファイルを切り替えられる「プロファイルボタン」も付いている
正面
正面には充電兼用のUSB Type-C端子がある
後面
後面は緩やかな曲面を描いている
上面
「DPIボタンはないの?」と思った人も安心してほしい。ホイールボタンの下に用意されている
グリップテープ
ROG Gladius III Wireless AimPointには、ボディーカラーと合致するグリップテープが付属する。クリックボタンや側面に貼り付けると、マウスのグリップ感を調整できる

クリックスイッチは交換可(ただしドライバーが必要)

 ROG Gladius III Wireless AimPointのクリックスイッチは、標準でROG Microスイッチが装着され、交換用にオムロンのD2F-01Fとスイッチリムーバーが付属する。ただし、交換時は2本の本体ネジをドライバーで外す必要がある。ドライバーは付属しないので、自分で用意するようにしたい。

スイッチ交換
クリックスイッチの交換には対応するが、ROG Chakram X Originとは異なりドライバーレスとは行かず、ドライバーを使って2本のネジを取り外す必要がある

 LEDライティングはROGロゴのみ対応している。ロゴバッジによるカスタマイズはできないが、Armoury Crateを使って光り方をカスタマイズすることは可能だ。

LEDライティング
ROG Gladius III Wireless AimPointはROGロゴのみが光る仕様となっている

Armoury Crateによるカスタマイズにも対応

 ROG Gladius III Wireless AimPointも、各種カスタマイズはArmoury Crateを通して行える。ただし、ボタンの数とライティングスポットが少ないこともあって、ROG Chakram X Originと比べると設定項目はシンプルとなっている。

Armoury Crate
ROG Chakram X Originと同様に、各ボタンやライティングはArmoury Crateを通して設定できる

 とはいえ、しっかりとカスタマイズできるので、ゲームやアプリに合わせてチューニングするとより快適に使える。

Armoury Crate
ただし、ボタンやライティングスポットが少ないこともあって、項目数が少なくてスッキリした印象を受ける

 クイックな操作感を追い求めるゲーマーにとって、ROG Gladius III Wireless AimPointは良い選択肢になる。「かぶせ持ち」「つかみ持ち」の両方に対応できる形状とサイズ感も見逃せない。

 実際にこのマウスでFPSを長時間プレーしてみたが、手の疲れはほとんど感じなかった。万人向けのハイスペックワイヤレスゲーミングマウスとして、ぜひ多くの人に使ってもらいたいと思う。

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