GPD WINシリーズの新モデルはクラムシェル型に?/Windows標準のスクショ撮影機能の脆弱性を修正:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、3月26日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する本連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!
GPD WINの新モデルはクラムシェル型に? コントローラーも内蔵
3月24日、超小型ゲーミングPCを多数手掛けるGPDの非公式Discordサーバ「gpd_devices」に、次期「GPD WIN2」(仮称:GPD WIN Mini)とされる画像が投稿された。
投稿したBrother Jodast氏は、YouTuberでこれまでGPDデバイスに関してさまざまな情報を公開しているThe Phawx氏(@carygolomb)に情報を提供したとしており、これを受けてはThe Phawx氏は動画を投稿。このデバイスに関して詳細を伝えている。
小型クラムシェル端末のイメージが強いGPD WINシリーズだが、「GPD WIN3」ではスライドキーボードを採用した。GPD WIN Maxシリーズはクラムシェル型だが、こちらはポータブルゲーミングPCというより小型のノートPCというイメージが強い。このため、次期GPD WIN Miniが画像通りのものだとすれば、原点回帰とも言えそうだ。The Phawx氏は動画の中で、「The Return of the King(王の帰還)」と表現している。
本体サイズは約167(幅)×108(奥行き)×25(厚さ)mmで、GPD WIN2よりもわずかに大きくなっている。ディスプレイは7型でアスペクト比は16:9で、バッテリーはGPD WIN2と同じ45Whを内蔵する。底面にはゲームコントローラーのようなグリップが装着されているが、これはフラットなタイプのバックプレートと交換もできるとのことだ。
気になるCPUについては、Ryzen 7 7840U(8コア16スレッド)が搭載されるという。また、このデバイスは7月にIndiegogoでクラウドファンディングを開始する予定ともしている。
Pixelシリーズに続きWindows標準のスクショ撮影機能の脆弱性を修正
Microsoftは3月24日(現地時間)、Windows 10/11でスクリーンショットを撮影する標準機能の「切り取り領域とスケッチ」(Windows 10)/「Snipping Tool」(Windows 11)で、トリミングや塗りつぶした画像が元の状態に復元できる不具合が見つかったとして、更新プログラムをMicrosoft Storeで配信した。
「CVE-2023-28303:Snipping Toolの情報漏えいの脆弱性」として報告されているこの不具合は、少し前にAndroidのPixelスマートフォンのスクリーンショット機能でも見つかっており、こちらは3月のアップデートで修正済みとなっていた。
個人情報が写った書類や画面などを撮影し、機密部分を切り取ったり、塗りつぶしたりして共有することはよくあることだが、この脆弱性を利用すると、それらの情報が復元されてしまう可能性がある。ただし、悪用するにはいくつかの条件が必要であり、脆弱性の深刻度は「Low」、悪用の可能性も低いとされている。
復元するには、Snipping Toolで修正した後、その画像を上書き保存する必要がある。新規に別ファイルとして保存した場合には、脆弱性の影響は受けない。本来、ファイルを保存する場合には不要な情報は切り捨てられるが、上書き保存した際は不要な情報が切り捨てられず、バイナリデータに元の画像の情報が含まれていた。
なお、元のデータが含まれている画像を別の画像編集ソフトで開いて保存し直した場合には、データが切り捨てられるので問題はなくなる。同様にTwitterなどのSNSの多くは、アップロードされた画像に対して独自に再圧縮を行っており、こちらも復元されることはない。
ただし、Discordなどは画像をそのまま利用しているため、もしアップロードした画像があるなら注意が必要だ。
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