連載
レノボの「ThinkVision M14d」は2240×1400ピクセル対応でノートPCへの給電も可能と多機能な14型モバイルディスプレイだった:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
レノボ・ジャパンの「ThinkVision M14d」は、フルHDを上回る高解像度をサポートした14型のモバイルディスプレイだ。豊富なギミックを含め、実機を細かくチェックした。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
高い完成度で良いものを長く使いたいユーザー向け
以上のように、本製品はフルHD/アスペクト比16:9である従来モデル「ThinkVision M14」の上位版にあたる製品だ。外観回りの仕様はほぼそっくり、ポートやボタンの種類や配置も同じだが、画面サイズは異なり、スタンドの奥行きも伸びているなど、金型ベースでは全く別の製品だ。
メニューの操作性だけがやや惜しい出来だが、パワーパススルー機能の実用性も高く、高さ調節ができるという他社製品にない特徴も含めて、完成度は高い。従来モデルに比べてコントラスト比や輝度が向上しているのもプラス要因だ。まだ発売された直後ということで、実売価格こそ税込みで4万8400円とやや値が張るものの、良いものを長く使いたいユーザーには適している。
レノボのThinkPadシリーズは、近年はアスペクト比16:10のモデルが増えており、本製品とはデザインも共通であることから、組み合わせて使うには最適だろう。ThinkPadユーザーにとっては、プラスαのアドバンテージのある製品と言えそうだ。
関連記事
- 2基のUSB Type-Cポートでパススルー給電にも対応! レノボの「ThinkVision M15」を試して分かったこと
レノボ・ジャパンの15.6型モバイルディスプレイ「ThinkVision M15」は、2基のUSB Type-Cポートによるパススルー給電に対応するなど多機能なモデルだ。 - 一体型スタンドで縦置きも対応! パススルー充電も可能! MSIの15.6型モバイルディスプレイ「PRO MP161」を試す
エムエスアイコンピュータージャパンのモバイルディスプレイ「PRO MP161」は、15.6型のスタンダードなモデルだ。どのような特徴があるのか、細かく見ていこう。 - レノボのペン付き14型モバイル液晶「ThinkVision M14t」はどんな用途に使える?
レノボの「ThinkVision M14t」は、モバイルディスプレイでは珍しい14型というサイズに加え、アクティブペンを標準で備えるなど異色のモデルだ。本製品ならではの強みをチェックした。 - 無線ディスプレイとしても使える12.6型Androidタブレット「Lenovo Tab P12 Pro」の実用性をチェックした
レノボ・ジャパンの「Lenovo Tab P12 Pro」は、高性能タブレットとしてだけでなく、ワイヤレスのモバイルディスプレイとしても使える大画面のAndroidタブレットだ。ユニークな機能をチェックした。 - モバイルディスプレイの必需品! ノートPCスタンドを兼ねた「WING BINDER」でビデオ会議の目線も自然に
モバイルディスプレイを活用するためのスタンド「WING BINDER」が、クラウドファンディングサービス「machi-ya」で展開中だ。NECパーソナルコンピュータと、フィラメントがタッグを組んだ製品を実際に試してみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.