Amazonのスマートディスプレイ「Echo Show 5」が第3世代に 処理性能2割増し+スピーカー音質改善で9980円
Amazonの5.5型スマートディスプレイ「Echo Show 5」が、第3世代に進化する。ボディーデザインを刷新し、新しいニューラルプロセッサの採用で処理速度が最大20%増しとなった他、スピーカーを大型化し特に低音域の再生能力が向上している。
アマゾンジャパン(Amazon)は8月8日、5.5型スマートディスプレイ「Amazon Echo Show 5 (第3世代)」を発売する。Amazon.co.jpにおける販売価格は9980円(税込み)で、7月21日から販売予約を受け付けている。主要な家電量販店でも、8月8日から順次販売を開始する予定だ。
Echo Show 5(第3世代)の概要
Echo Show 5(第3世代)は、第2世代からボディーと内部設計を刷新し、丸みをやや強めたデザインとなっている。ボディーカラーはグレイシャーホワイト、チャコールとクラウドブルー(新色)の3つから選べるようになっている。
メインのSoCはMediaTekの「MT8169B」で、Amazon独自の推論プロセッサ「Amazon AZ2 Neural Edge」も併載している。Amazonによると、Echo Showの第2世代と比べると処理速度は20%向上したという。AIエージェント「Amazon Alexa」の反応感度を向上すべく、マイクも2基から3基に増やしている。
スピーカーは新型の44mmフルレンジに変更され、第2世代と比べると特に低音域の再生能力が高まったという。Bluetoothオーディオ(A2DP)対応デバイスのスピーカーとして利用することも可能だ。AVRCP対応デバイスであれば、ボイスントロールで再生/停止/音量調整の制御も行える。逆に、Bluetoothオーディオ対応デバイスに本体の音声を流すことも可能だ。
なお、本機はPINコードが必須なBluetoothデバイスとの接続には対応していないので注意しよう。
ディスプレイの右上には、約200万画素のカメラを搭載している。使わない時はシャッターでふたをしておけるので、プライバシー面も安心だ。
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetoothに対応している。スマートホーム製品の標準規格「Matter」のコントローラーとしても利用可能だ。
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