親子と兄弟で争奪戦？ メインはゲームときどきOfficeな夢の1台を作る！ マウスコンピューターの組み立て教室に行ってみた（2/3 ページ）

マウスコンピューターによる夏の恒例イベント「親子パソコン組み立て教室」が長野県飯山市の飯山事業所で開催され、多数の親子がPCの自作に挑んだ。

[田中宏昌，ITmedia]

余計なものがないシンプルなのがいい

　以前は午前の部がノートPC、午後の部がデスクトップPCと分かれていた組み立て教室だが、今回はノートPCとデスクトップPCが混合になっており、やはり工数が少ないノートPCのくみ上げが先に進む。

休憩後に、一斉に組み立て作業が始まる。いよいよ、メインイベントのスタートだ。午前の部は3つのレーンが使用された

工程の初めに、最も難関と思われる無線LANのアンテナ装着作業が行われる。参加者も苦戦している人が多かった

組み立ては、目の前に用意されたモニターに映し出されるマニュアル通りに行う。自作PC初体験の参加者がほとんどで、食い入るように画面を見つめていた

おそらく人生で初となるLGA1700のIntel製CPUを取り付けているところ。黒いカバーの扱いに悩んでいたが、先生の「気にせずガンガン行ってください」というアドバイスに背中を押されていた

デスクトップPC用のメモリを取り付ける参加者。「メモリソケット2本で足りる？」と余計なことを聞きたくなってしまう

　午前の部に参加した16組はデスクトップPCとノートPCが半々だったが、数少ない水冷デスクトップPCを組んでいる親子にお話を伺ったところ、驚きの展開が待っていた。

――　普段から水冷PCを使っているんですか？

お父さん　私は仕事でノートPCを使っていますが、子ども用PCを手に入れるべく応募しました。ここ数年は組み立て教室が開催されなかったので、（小学六年生という参加条件が）過ぎてしまうとドキドキでした。

――　無事に当選されて良かったですね！

お父さん　今回、応募は初めてなんですが、この子の兄がPCに詳しくて、この子（＝弟）がいろいろと情報を注入されまくって大変でした。学校ではマウスさんのタブレットPCが支給されていて、授業やプログラミングで利用しています。もちろん、マイクラ（Minecraft）も得意です（笑）

――　それは頼もしいですね。

お父さん　私は表計算などOfficeアプリが使えれば十分なので、そんな高いスペックのPCはいらないんじゃないと家族会議では言っていたんですが、やはり兄の影響でヌルヌルのPCゲームができる環境がいいということになりました。組み立て教室だと、30％オフで購入できるのも大きかったですね。

――　子どもさんのPCということは、Office 2023とかは不要ですよね。

お父さん　いや、私がExcelのマクロをグリグリ使いたいので、もちろんセットで購入しました（笑）。一緒に買うと安いんですよ。

――　それは（マウスコンピューターさんの）狙い通りですね！

お父さん　地元の飯山市から来たのですが、マウスさんには日頃から親しみがあるし、余計なアプリとか付属品がないスッキリとしている構成がいいんですよね。

　なかなかのスペックを備えたデスクトップPCができあがるだけに、誰がこのPCを使うかで、お父さんを交えた兄弟ゲンカが勃発する様子が今から目に浮かんでくるようなお話だった。

簡易水冷ユニットの説明を受ける。事前に、PCに詳しい兄からレクチャーを受けていたという参加者だが、実物を目の前にして真剣に聞き入っている

ノートPCに無線LANモジュールを取り付ける作業も真剣そのもの

小松社長（右）も進行具合が気になるようだ

CPUファンを取り付ける手にも力がこもる。お父さんの声援も不思議と熱を帯びる

一足先に組み上がったノートPC。起動チェックの結果は……

無事にWindowsの画面が表示され、安堵（あんど）の声を挙げる参加者と先生