実は見た目よりもはるかにコンパクト！ 「Google Nest Cam」（屋内用／電源アダプター式） を改めて使って分かったこと：山口真弘のスマートスピーカー暮らし（4/4 ページ）

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる（予定）までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はGoogle「Nest Cam」の屋内用／電源アダプター式を利用し、 屋内、屋外対応／バッテリー式との違いを確かめた。

[山口真弘，ITmedia]

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機能に不満はないがそろそろ後継モデルも見てみたい

　以上ざっと見てきたが、本製品の強みはやはり安定性の高さだろう。AmazonのRingシリーズにもいえることだが、安価なモデルにありがちな通知の取りこぼしや、不意に発生するハングアップなどの症状もない。価格こそ画角固定のネットワークカメラとしては割高だが、こうした点を踏まえると価格に見合っているというのが、実際に使った感想だ。

　あえてツッコミを入れるならば、カメラを上に向ける場合はスタンド部を前後逆にしなくてはいけないなど、上下方向の角度調整に制限があることだろう。給電に用いるUSBアダプターのサイズが大きく、コンセントに接続する場合に左右の口に干渉しやすいなど、本体の設計やオプションに起因する問題点はチラホラある。

下には向けやすいが、上には向けられない構造だ

上に向けるためには、スタンド部を前後逆にする必要がある

給電用USBアダプターのサイズが大きいのは、設置時にネックになる。別製品に交換した方がよいかもしれない

　個人的には、デザインがあまりにも無難すぎるのは少々気になるところではある。監視カメラにデザイン性は必要ないとはいえ、他にないスタイリッシュなデザインを採用した同社の「Nest Doorbell」とは対照的で、保守的すぎる印象はなくはない。既に発売から年月がたっており、いつ新製品が登場してもおかしくない状況だが、前述のプライバシーカバーの件も含め、後継モデルにはそのあたりのプラスαも見てみたいところだ。