HHKBにもう1つの選択肢! メカニカルキースイッチ+スティックのキーボード「HHKB Studio」を試す(6/7 ページ)
PFUの高級キーボード「Happy Hacking Keyboard」シリーズに、満を持してフラッグシップモデルとなる「HHKB Studio」が加わった。その明らかになった全貌を伝えるべく、早速実機をレビューしよう。
HHKB史上初となるメカニカルスイッチの採用
数々の変更点が加えられたHHKB Studioだが、筆者が一番驚いたことはキースイッチにメカニカルスイッチを採用したことだ。HHKBは初期のメンブレンを除くと、一貫して静電容量無接点方式スイッチを使い続けており、メカニカルスイッチはシリーズ史上初となる。これはかなり大胆な変更だと言えるだろう。
採用されているキースイッチは、HHKBオリジナルのKailh製リニアタイプ静音メカニカルスイッチだ。キースイッチ特性グラフを見て分かる通り、次第に重くなり、特定ポイントを過ぎるとスコッと軽くなるHHKB Professionalのタクタイルタイプに対し、HHKB Studioのリニアタイプは最初から比較的重く、最後まで滑らかに変化する。
HHKB Professionalの打ち心地を楽しいと感じる人も多いが、HHKB Studioは引っかかりのない、滑らかでスムーズなタイプ感が得られる。癖の少ないフィーリングであるため、本来の作業に集中しやすいというメリットがある。
キーストロークも約3.6mmと、HHKB Professional HYBRID Type-Sの約3.8mm、HHKB Professional HYBRIDの約4.0mmから短くなっている。
また、オプションで交換用のキースイッチも用意されているが、純正品以外でも通常プロファイルのMX互換3ピンおよび5ピンスイッチへの交換が可能だ。経年劣化による交換だけでなく、自分の好みに合わせてタクタイルやクリッキータイプに変更することもできる。
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