NECPCが「LAVIE」の2023年冬モデルを発表 第13世代CPUになった「NEXTREME Carbon」など、モバイルモデルを刷新
NECパーソナルコンピュータが、個人向けノートPCの新モデルを発表した。今回は13〜14型のモバイルモデルが主役で、最新CPUの採用やアプリの改良が施されている。
NECパーソナルコンピュータは11月21日、個人向けノートPCの新製品を発表した。いずれの製品も、12月から2024年1月にかけて順次発売される。
LAVIE NEXTREME Carbon(2024年1月18日発売予定)
14型モバイルノートPC「LAVIE NEXTREME Carbon」の新モデルは、2023年春モデルをベースに、CPUを第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)に切り替えたモデルとなる。
店頭販売モデルは、Core i5-1335U搭載の「XC550/HA」とCore i7-1355U搭載でIntel Evoプラットフォーム準拠の「XC750/HA」の2構成で、それぞれにペールゴールドとメテオグレーの2色を用意する。2024年1月18日の発売を予定しており、想定販売価格(税込み、以下同)はXC550/HAが26万3780円程度、XC750/HAが28万280円程度となる。
一部構成をカスタマイズできる直販(CTO)モデル「LAVIE Direct NEXTREME Carbon」の新モデルも、11月21日から受注を開始している。最小構成の想定販売価格は22万4000円程度だ。
店頭販売モデルの基本構成は、2モデルでおおむね共通している。メインメモリは16GB(LPDDR5規格)で、ストレージは512GBのSSD(PCI Express接続)を搭載している。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft Office Home and Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは14型のIPS液晶で、最大解像度は1920×1200ピクセルだ。その上部には、フルHD撮影と顔認証に対応するWebカメラ(シャッター付き)を搭載している。
外部ポート類は、左側面にThunderbolt 4(USB4)端子(電源入力/映像出力兼用)とmicroSDメモリーカードスロットを、右側面にイヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子とHDMI出力端子を備える。無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。キーボードは日本語配列で、XC750/HAはLEDバックライト付きとなる。
バッテリー駆動時間(※1)は、アイドル時が最長約22.6時間、動画再生時が約9時間となる。本体サイズは約313(幅)×218(奥行き)×17.5(厚さ)mmで、重量はXC550/HAが約879g、XC750/HAが約887gとなる。
(※1)JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)による自社測定値(以下同)
直販モデル
直販モデルでは、店頭販売モデルにない構成を用意している。主なオプションは以下の通りだ。なお、直販モデルのCore i5モデルはIntel Evoプラットフォーム準拠で、全構成でバックライト付きキーボード搭載となる。
- メモリを32GBに増量(Core i7構成のみ選択可能)
- SSDを256GB、1TB、2TBに変更
- LTE(4G)モジュールまたは5Gモジュールの追加(Core i7構成のみ選択可能、※2)
- 電源ボタンを「指紋センサー」付きに変更
- OSを「Windows 11 Pro」に変更
- Officeを「なし」または「Office Personal 2021」に変更
(※2)5Gモジュール付き構成はIntel Evoプラットフォーム非準拠で、ボディーカラーはメテオグレーのみとなる
LAVIE N13 Slim(2024年1月18日発売予定)
LAVIE N13 Slimは、13.3型モデル「LAVIE N13」から派生した新モデルだ。ディスプレイのアスペクト比を16:9から16:10に改めた他、バッテリー駆動時間を重視する観点から全モデルで「Lバッテリー」を標準としている。
店頭販売モデルは、Core i5-1335U搭載の「N1355/HA」とCore i7-1355U搭載の「N1375/HA」の2構成で、それぞれにネイビーブルーとスカイシルバーの2色を用意する。2024年1月18日の発売を予定しており、想定販売価格はN1355/Hが21万9780円程度、XC750/HAが23万6280円程度となる。
一部構成をカスタマイズできる直販モデル「LAVIE Direct N13 Slim」も、11月21日から受注を開始している。最小構成の想定販売価格は15万8000円程度だ。
店頭販売モデルの基本構成は、SSDの容量以外は2モデルで共通している。メインメモリは16GB(LPDDR4X規格)で、ストレージはN1355/HAが256GB、N1375/HAが512GBのSSD(PCI Express接続)を搭載している。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft Office Home and Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイは13.3型のIPS液晶で、最大解像度は1920×1200ピクセルだ。先述の通り、N13からアスペクトを変更したため、表示できる情報量が縦方向に120ピクセル増えている。ただし、表面はCorningの強化ガラス「Gorila Glass」を配した影響で光沢仕上げとなっている。ディスプレイの上部には、フルHD撮影に対応するWebカメラ(シャッター付き)を搭載している。電源ボタンには、Windows Helloに準拠する指紋センサーを備えている。
ディスプレイはアスペクト比16:10となった。パネルの保護と映像の見栄えの向上を狙って、ディスプレイ面にはGorilla Glassを配している。そのため、条件によっては従来モデルと比べて「映り込み」やすくなっている
外部ポート類は、左側面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子×2(電源入力/映像出力兼用)とSDメモリーカードスロットを、右側面にイヤフォン/マイクコンボ端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2とHDMI出力端子を備える。無線通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。
バッテリー駆動時間は、アイドル時が最長約20.4時間、動画再生時が約9.4時間となる。本体サイズは約300.6(幅)×216(奥行き)×19.7(厚さ)mmで、重量は約1.26kgとなる。
直販モデル
直販モデルでは、店頭販売モデルにない構成を用意している。主なオプションは以下の通りだ。
- ボディーカラーとして「パールブラック」を選択可能
- CPUを「Core i3-1315U」に変更
- メモリを8GBまたは32GBに変更(32GBはCore i7構成のみ選択可能)
- SSDの容量を256GB、512GB、1TB、2TBから選択可能
- 電源ボタンを「指紋センサー」なしに変更
- バッテリーを「Mバッテリー」に変更(※3)
- OSを「Windows 11 Pro」に変更
- Officeを「なし」または「Office Personal 2021」に変更
(※3)通常構成(Lバッテリー)比で重量は約0.14kg減る。バッテリー駆動時間は、アイドル時が最長約10.2時間、動画再生時が最長約4.7時間となる
LAVIE N13にも新モデル(12月7日発売)
既存のLAVIE N13にも、新しい店頭販売モデルとして「N1350/HA」が投入される。2023年春モデルをベースとするマイナーチェンジモデルで、CPUとしてCore i5-1235Uを搭載する。
ボディーカラーはネイビーブルーとメタリックライトブルーの2つで、12月7日に発売される。想定販売価格は20万3280円程度だ。
LAVIE N13シリーズ全体のエントリーモデルとして、従来モデルであるLAVIE N13のマイナーチェンジ版が投入される。カラーはメタリックライトブルー(左:N1350/HAM)とネイビーブルー(右:N1350/HAL)の2つから選べる
LAVIE N14 Slim(12月7日発売予定)
「LAVIE N14 Slim」は、新設計の約14型モバイルノートPCとなる。従来の「LAVIE N14」と比べて厚さ/奥行きを抑えた上で、重量も削減したことが特徴だ。
店頭販売モデルは、Ryzen 5 7530Uを搭載する「N1455/HAL」と、Ryzen 7 7730Uを搭載する「N1475/HAL」の2モデルで、カラーはネイビーブルーのみとなる。2024年1月18日の発売を予定しており、想定販売価格はN1455/HALが16万4780円程度、N1475/HALが18万1280円程度となる。
一部構成をカスタマイズできる直販モデル「LAVIE Direct N14 Slim」も、11月21日から受注を開始している。最小構成の想定販売価格は11万1000円程度だ。
LAVIE N14 Slimは、ネイビーブルーのみとなる。AMDのAPU(GPU統合型CPU)を用いることで手頃な価格を実現したことが特徴だが、従来モデルと比べてデザインが変わっていることもポイントだ
メインメモリは16GB(DDR4規格)で、ストレージはN1455/HALが256GB、N1475/HALが512GBのSSD(PCI Express接続)を備える。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、Microsoft Office Home and Business 2021のライセンスも付属する。
ディスプレイはノングレア(非光沢)加工の14型IPS液晶で、最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だ。その上部には、フルHD撮影に対応するWebカメラ(シャッター付き)を搭載している。電源ボタンには、Windows Helloに準拠する指紋センサーを備えている。
外部ポート類は、左側面にUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、HDMI出力端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子(電源入力/映像出力兼用)とイヤフォン/ヘッドフォン端子を、右側面にSDメモリーカードスロットとUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子を備える。無線通信はWi-Fi 6とBluetooth 5.3に対応する。
バッテリー駆動時間(※1)は、アイドル時が最長約20.4時間、動画再生時が約9.4時間となる。本体サイズは約324.1(幅)×215.7(奥行き)×17.1(厚さ)mmで、重量は約1.24kgとなる。
直販モデル
直販モデルでは、店頭販売モデルにない構成を用意している。主な選択オプションは以下の通りだ。
- CPUを「Ryzen 3 7330U」に変更(メモリは8GB固定)
- Ryzen 5構成のメモリを8GBに減量
- SSDの容量を256GB、512GB、1TBから選択可能
- OSを「Windows 11 Pro」に変更
- Officeを「なし」または「Office Personal 2021」に変更
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