Windows 10用「Copilot in Windows」がリリースプレビューに/Stability AIが動画生成AI「Stable Video Diffusion」をプレビュー公開:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月19日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
NVIDIA、生成AI向けGPUなどが好調で8〜10月期は売上高倍増
米NVIDIAは11月21日(現地時間)、2024会計年度第3四半期(2023年8月〜10月)の決算を報告した。売上高は前年同期比で206ポイント増の181億2000万ドル。特に生成AI需要の高まり受け、データセンター事業の売上高は前年同期比279ポイント増の145億1000万ドルを記録した。
データセンター(145億1000万ドル、前年同期比279ポイント増)、ゲーム(28億6000万ドル、前年同期比81ポイント増)、プロフェッショナル・ビジュアライゼーション(4億1600万ドル、前年同期比108ポイント増)、オートモーティブ(2億6100万ドル、前年同期比3ポイント増)と各事業とも好調だった。
CEOのジェンスン・フアン氏は、「大規模な言語モデル新興企業、コンシューマー・インターネット企業、グローバルなクラウド・サービス・プロバイダーによる第1波に続く、次の波が押し寄せ始めている」と話す。国や地域のクラウド・サービス・プロバイダーは、地域の需要に応えるためにAIクラウドに投資しており、企業も自社のプラットフォームにAIコパイロットやアシスタントを追加し、カスタムAIを作成しているとしている。
こうした流れを受け、第4四半期(2023年11月〜2024年1月)の見通しについても、売上高は200億ドル±2%と予想されている。
Amazonが生成AIを学べるプログラム「AI Ready」を無償提供
米Amazonは11月20日(現地時間)、AIスキルトレーニングプログラム「AI Ready」を発表した。2025年までに、世界中で200万人に無料のAIスキルトレーニングを提供することを目指している。
AI Readyでは、8つのAIおよび生成AIコースが無料で提供される。基礎から上級、ビジネスリーダーや技術者向けのコースがあり、誰にとっても何かが得られるとしている。これらのコースはAWS EducateおよびAWS Skill Builderで受講できる。
これに加えて、AWS生成AI奨学金も提供される。対象は世界中の5万人以上の高校生と大学生。1200万ドル相当のUdacity奨学金を提供する他、資格のある学生は新しいUdacityコース「Introducing Generative AI with AWS」を無料で受講できる。コースを完了するとUdacityから証明書を取得できるという。
また、非営利団体「Code.org」とコラボし、学生向けの生成AIコース「Hour of Code Dance Party: AI Edition」を開始した。仮想ダンサーの振り付けをコーディングし、絵文字をAIプロンプトとして使用することでアニメーション背景を生成。独自のMVを作成する。
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