有機EL搭載でバッテリー容量もアップ! 新型Steam Deckを試して分かったこと(2/4 ページ)
ValveのポータブルPC「Steam Deck」に、有機ELディスプレイを搭載した「Steam Deck OLED」が追加された。上位モデルの実機を入手したので、従来モデルとの違いを確かめた。
ディスプレイだけではない外観の違い
早速、電源をオンにするとOLED版では画面の美しさが際立つ。映り込みの少ない非光沢ディスプレイではあるが、黒がくっきりしているのに加え、斜めから見ても色が変わったりすることもない。
これなら、その場に居合わせた友人に画面をのぞき込んでもらって一緒にプレイを楽しむことができそうだ。
他にもLCD版とOLED版では、電源の入っていない状態でもパッと見ですぐに判別できるような外観上の違いもある。
まず、最も目を引くのが電源ボタンがオレンジ色に変更された。LCD版では黒で目立たなかったので、慣れない間はあの電源スイッチマークを探して押し込んでいたが、OLED版ではそのようなストレスを感じることがない。
次にアナログスティックの根本の色だ。LCD版では白に見える薄グレーだったが、OLED版では一体感のある黒へと変更されている。ゲーム中に白いものがチラチラするより気が散らないと感じた。
今回は1TB版を購入したため、次のような違いも見られた。1つは専用キャリングケースの内側を取り外すことで、かさばることなく、しかも安全にSteam Deckを持ち運べるようになった。
外側のハードケースまであるとかなりバッグの中で場所を取ってしまうが、内側ケースのみであれば本体が大きいゆえ「全く荷物にならない」というほどではないが、それほどかさばらない。
また、LCD版では白1色だったロゴマークが、OLED版では白とオレンジの2色が使われている。これだけでも、「新しい方のSteam Deckだ!」感を主張できそうだ。
細かいところでは、起動時にアニメーション表示されるロゴの色も変更されている。LCD版では白と青だったが、OLED版では白とオレンジになった。電源ボタン、キャリーケースのロゴ、そして起動時のアニメーションの3カ所でオレンジ色が使われていることから、統一感が生まれている。
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