スライドキーボード付きポータブルゲーミングPC「AYANEO SLIDE」が日本上陸 2000年代のモバイル端末をオマージュ(1/2 ページ)
AYANEO SLIDEは中央にあるディスプレイを上部にスライドさせると、物理キーボードが姿を現すのが最大の特徴だ。
天空は12月19日、6型のスライド式フローティング液晶ディスプレイや物理キーボードを搭載した中国AYANEO製のポータブルゲーミングPC「AYANEO SLIDE」を2024年2月中旬に発売すると発表した。国内正規版で、価格は15万3800円(税込、以下同)から。
本体にRGBライトエフェクト付きのジョイスティックや十字キーなどを搭載しており、中央にあるディスプレイを上部にスライドさせると、物理キーボードが姿を現すのが最大の特徴だ。スライドさせたディスプレイは最大30度まで手前に傾けられる。
AYANEOは、過去にさまざまなメーカーから登場したゲーム機やPC、ガジェットのデザインをオマージュするデザインコンセプト「AYANEO REMAKE」に基づいて製品開発を行うと発表しており、AYANEO SLIDEも2000年代に流行したモバイル端末をオマージュした製品だという。
記者が実機に触れてみたところ、ディスプレイを上部に“シャコッと”スライドさせる機構や、物理キーボードの“ポチポチ”とした感覚にノスタルジーを感じた。“物理キーボード搭載スマートフォン”が好きな人なら確実に琴線に触れるデバイスだろう。
主なスペックとして、OSはWindows 11 Home、プロセッサはAMD Ryzen 7 7840U、グラフィックスはAMD Radeon 780M、メモリは最大32GB(LPDDR5X)、ストレージは最大2TB(M.2)を搭載している。1920×1080ピクセル表示に対応したディスプレイは、6型(368ppi/最大400ニト/sRGB色域カバー率100%)のIPS液晶だ。
本体は外側にネジのない構造で強度を高めつつ、3本のヒートシンクと2枚の銅板によって効率的に冷却できるという。ファンの通風口を広くすることで、静音性にもこだわった。
主なインタフェースはUSB4 Type-Cポート×2基、microSDメモリカードスロットを搭載。ワイヤレス機能としてWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応している。電源ボタンには指紋センサーも内蔵している。
サイズは約226(幅)×90(奥行き)×28.5(高さ)mm、重さは約650gで、バッテリー容量は46.2Wh(12000mAh)、最大TDPは28Wとなっている。
カラーバリエーションと製品ラインアップは次の通り。
- 16GB/512GB、ブライトブラックのみ、15万3800円
- 32GB/2TB、サンライズホワイト/ブライトブラック、18万7000円
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