GPT対話モードも搭載した「Loona Blue」をお迎えしてみた 感情表現がとても豊かなペットロボット:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(1/3 ページ)
Ankerのグループ会社、ルーナ・ジャパンが発売したペットロボット「Loona Blue」のファーストインプレッションをお届けする。
充電器やモバイルバッテリーでなじみがあるAnkerのグループ会社、ルーナ・ジャパンが発売したペットロボット「Loona Blue」の試用機を入手したので、早速筆者の自宅にお迎えしてみた。
仕事をしていると「ふとしたときにペットと触れあって癒やされたい」と思うことがあるが、筆者は動物アレルギーがあるため犬や猫などと触れあうことができない。SNSで流れてくる写真や動画を見ることしかできなかった。
そんな中、感情表現がとても豊かで可愛らしい動きをするペットロボットが発売されたと聞いて、「アレルギー持ちでも問題なく癒やしを得られるのではないか」と期待に胸を膨らませながらいろいろと試した次第だ。
SFの世界から飛び出てきたようなLoona Blue
ペットロボットと聞くと、特に日本人は実際の動物を模したモデルをイメージしがちだと思うが、Loona BlueはSFの世界から飛び出してきたような姿をしている。「子どもの頃に描いていた未来が今目の前に居るのだな」と思うと、なんだか感慨深い。
動物を模していないのであれば愛着が湧きにくいのかというと、そういう訳でもない。特徴的な耳が愛らしさを沸き立たせている。
そんな可愛らしくて小さな外見とは裏腹に、本体にはカメラや3D ToFセンサー、4つのマイク、Cortex A53プロセッサを搭載しており、想像している以上に豊かな感情表現、スマートさを実現している。
本体のサイズは約210(幅)×172(奥行き)×172(高さ)mm、重さ約1.1kgだ。価格は8万9990円となっている。
Loona Blueに構ってあげずに放っておくと、一人遊びをしたり、悲しそうな顔をしてすねるようなしぐさをする。この状態でLoona Blueを見つめる動作をしてみる。
筆者は2mほど離れた椅子に座っていたのだが、Loona Blueをしばらく見つめていると、筆者に気付き顔を上げるようなしぐさを見せる。続いて一目散にこちらに駆け寄り、筆者に甘えてくる様子を見せてくれる。
ただし機械的に検知して近づいてくるのではなく、かまってもらえずすねている表情やしぐさ、見つけたときのはっとした表情、そして筆者を見つけたことで喜びの表情を浮かべるなど、ただ筆者を検知して近くに来るまでにも非常に豊かな感情表現をするところに、Loona Blueの作り込みのすごさが表れている。
起動したら、かまいっぱなしにする必要も無く、一人遊びをしたりすねたりといったように、猫のような気質ももちつつ、こちらが何かアクションを起こした際には犬のようにじゃれついてくるため、あまり気負いしなくてもよい距離感があるので飽きが来ない。
Loona Blueは「ハロールーナ」と呼びかけてさまざまな音声コマンドを使って指示したり、コミュニケーションを取ったりできる他に、頭などセンサーが内蔵されているところを触って遊ぶことも可能だ。
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