「MUGA ストイック PC5」はドン・キPC史上、最高スペックのPCだが実際はどうなのか 試して分かったこと(4/4 ページ)
ドン・キホーテが発売した最新ノートPCが、「MUGA ストイック PC5」だ。同社が「MUGA史上、最高スペック」とうたうIntel N100を採用した14.1型ノートPCの実力をチェックした。
意外と行けるか? ベンチマークテストで性能をチェック
ここからは、ベンチマークテストでMUGA 5の性能を見ていこう。
まずはUL Procyonの「Office Productibity score」の結果からだ。比較対象として第7世代のCore i5-7200U(2コア4スレッド/2.5GHz〜3.1GHz)、メモリは4GB、ストレージにSerial ATAの512GB SSDを搭載するノートPCと比較した。
CPUのアーキテクチャが違うので当たり前の結果ともいえるが、最新のIntel N100を搭載するMUGA 5の方に軍配が上がった。この程度の世代のマシンを利用しているのであれば、MUGA 5に乗り換えるのは悪い選択ではないようだ。
ここまで行けるのであれば、ゲームはどうだろうかと「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を動作させてみた。
さすがに1920×1080ピクセルの「最高品質」では「動作困難」という結果だったが、「高品質(ノートPC)」「標準品質(ノートPC)」では「設定変更を推奨」という結果になった。
1280×720ピクセルまで落として標準品質(ノートPC)でテストしたところ、「普通」という結果になった。720pの解像度であれば、「ファイナルファンタジーXIV」程度のタイトルを楽しそうだ。
バッテリーの持ち時間だが、UL Procyonの「Office Productivity battery life」のテストでは4時間15分という結果になった。外出先でのメールチェックなど、ちょっとした作業であれば十分にこなせる。
価格はアップしたが、いい意味で予想を裏切る結果に
ここまで見てきて分かるように、MUGA 5は「意外と使えるノートPC」という印象を持った。これまで発売されてきた同シリーズではCPUやストレージ、メモリ容量が貧弱で、正直あまり欲しいとは思わないモデルではあったが、Intel N100を搭載していることや、ストレージが256GB SSDになったことで全体のパワーアップの結果も見て取れ、「買ってもいいかな」という気分にさせられた。
このあたりの部分は、パッケージにもあるようにユーザーの声を反映して改良された部分だ。メモリが8GBと少ないのは残念だが、WebブラウジングやWord/Excelなどで簡単な書類を作成するのであれば十分に使えるだろう。自宅でちょっとした仕事をしたい場合や、子供向けにPCを検討しているのであれば、MUGA 5は選択肢に入れてもよいと思う。
これまでの情熱価格PCに比べると、本機の価格は最高額になってはいるが、それでも4万3780円と5万円以下に収まっている。また、同社が発売してきた「情熱価格PC本体」を持ち込むと、本機購入時に5000円値引きされる買い換えキャンペーンも行われているので、うまく活用したいところだ。
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