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AI対応でCore Ultraよりも高いパフォーマンスをアピール! 企業PC向け「Ryzen PRO 8000シリーズ」登場(2/3 ページ)
AMDが、最新世代のAMD PRO対応クライアントPC向けAPUを一挙に発表した。一部モデルを除きNPU(AIプロセッサ)を統合することで、競合と比べてオンデバイスAI処理能力の高さをアピールしている。
Ryzen PRO 8040シリーズ(モバイル向け)のラインアップ
Ryzen PRO 8040シリーズのラインアップは以下の通りだ。なお、★印が付いているモデルはRyzen AIを搭載していない。
HSシリーズ
- Ryzen 5 PRO 8640HS
- CPUコア:3.5GHz〜4.9GHz/6コア12スレッド
- GPUコア:Radeon 760M
- キャッシュ:合計22MB
- TDP(熱設計):20〜30W
- Ryzen 5 PRO 8645HS
- CPUコア:4.5GHz〜5GHz/6コア12スレッド
- GPUコア:Radeon 760M
- キャッシュ:合計22MB
- TDP(熱設計):35〜54W
- Ryzen 7 PRO 8840HS
- CPUコア:3.3GHz〜5.1GHz/8コア16スレッド
- GPUコア:Radeon 780M
- キャッシュ:合計24MB
- TDP(熱設計):20〜30W
- Ryzen 7 PRO 8845HS
- CPUコア:3.8GHz〜5.1GHz/8コア16スレッド
- GPUコア:Radeon 780M
- キャッシュ:合計24MB
- TDP(熱設計):35〜54W
- Ryzen 9 PRO 8945HS
- CPUコア:4GHz〜5.2Hz/8コア16スレッド
- GPUコア:Radeon 780M
- キャッシュ:合計24MB
- TDP(熱設計):35〜54W
Uシリーズ
- Ryzen 5 PRO 8540U★
- CPUコア:3.2GHz〜4.9GHz/6コア12スレッド
- GPUコア:Radeon 740M
- キャッシュ:合計22MB
- TDP(熱設計):15〜30W
- Ryzen 5 PRO 8640U
- CPUコア:3.5GHz〜4.9GHz/6コア12スレッド
- GPUコア:Radeon 760M
- キャッシュ:合計22MB
- TDP(熱設計):20〜30W
- Ryzen 7 PRO 8840U
- CPUコア:3.3GHz〜5.1GHz/8コア16スレッド
- GPUコア:Radeon 780M
- キャッシュ:合計24MB
- TDP(熱設計):15〜30W
今度はハイエンドのRyzen 9 PRO 8945HSとCore Ultra 9 185H(いずれも外部GPU搭載)でパフォーマンスを比較している。Core Ultraプロセッサは「全部AIプロセッサ付き」をうたっているが、AIプロセッサのパフォーマンスでもRyzen PROの方が強いとアピールしている
Ryzen PROはCore Ultraプロセッサだけでなく、M3 Proチップを搭載するMacBook Proよりもバッテリー駆動時間が長いという。ただし、いわゆる「バッテリー持ち」の比較であって、「バッテリー駆動時のパフォーマンス」を比べているわけではないことに注意したい
オンデバイスAIの処理パフォーマンスをRyzen 7 PRO 7840UとCore Ultra 7 155Hで比べたもの。消費電力が低いRyzen 7 PRO 8840Uの方がパフォーマンスが良いのだという
次ページでは、デスクトップ向けRyzen PRO 8000G/GEシリーズのラインアップを紹介する。
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