3万円弱のグラフィックス強化APU「Ryzen 5 8500G」や白いロープロのGeForce RTX 3050搭載カードがショップに並ぶ:古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)
Ryzen 8000Gシリーズのエントリーモデルである「Ryzen 5 8500G」が複数のショップの売り場に並んだ。一方で、グラフィックスメモリ6GB版のGeForce RTX 3050搭載カードの新製品も目立っている。
2月9日、複数のショップにAMDのAPU「Ryzen 5 8500G」が入荷していた。価格は3万円弱だ(税込み、以下同様)。
2月2日に登場した「Ryzen 7 8700G」「Ryzen 5 8600G」と同じRyzen 8000Gシリーズの下位に属し、グラフィックスにはRadeon 740Mを採用している。CPUコアは2基のZen4と4基のZen4cで構成されており、あわせて12スレッドの処理ができる。Ryzen AIは非搭載だ。
強力な内蔵グラフィックスか、安価なグラフィックスカードか
「そこまでグラフィックス性能を求めないゲームなら十分に遊べて3万円と、お得な構成ですね」(某店)など、ショップでの評価はまずまず高い。ただ、ユーザーからの反響は「まだ待ち」という声が多く聞かれた。
あるショップは「低めの予算であっても『できればグラフィックスカードを挿したい』と考える人が増えているのが背景にあるかもしれません。最近はグラフィックスカードをパーツの主役と捉える人も少なくないですから」と話していた。
メモリ容量を6GBに抑えたGeForce RTX 3050搭載カードが全体的に人気なのも、「低予算でもグラフィックスカードを」というニーズが追い風になっているのかもしれない。
先週、GALAKURO GAMINGから登場した「GK-RTX3050-E6GB/WHITE/LP」も好調だ。白い基板とクーラーを採用し、ロープロファイル対応する。価格は3万2000円前後となる。
ドスパラ秋葉原本店は「ロープロ対応ながら、HDMI端子を2基備えるなど、気の利いた構成になっています。白基調というところもやはり好評ですね」と声を弾ませていた。
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