「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(2/2 ページ)
数あるJBLのスピーカーの中で、最も出荷台数が多いのがコンパクトな「JBL GO」シリーズだ。その最新モデルとなる「JBL GO 4」を試した。
中身はフルモデルチェンジで音質や音圧をパワーアップ
音響面では、GO 3からユニットサイズが16%拡大し、45mmフルレンジドライバーと約59×35mmの長円形パッシブラジエーターを搭載した。これに伴いアンプも最適化することで、さらにパワフルなJBLサウンドを実現したとのことだ。
実際にGO 3とGO 4を聞き比べてみたところ、GO 4は低音がかなり強くなっている印象だ。机上に置いて使ってみると、ユニット全体が振動しその振動が机に伝わるほどパワフル。反面、中高音がやや弱く、ボーカルが埋もれてしまっていると感じた。GO 3の方は低音が弱めなものの、GO 4と比べると中高音がクリアに感じる。ただ、GO 4は専用アプリでイコライザーのカスタマイズが可能なので、好みの設定に調整してみるのもいいだろう。
バッテリー容量は3.8V/850mAhで、動作時間は最長7時間とGO 3から2時間伸びた。また、周波数帯域ごとのエネルギーバランスを調整することで通常よりも再生時間を長くする「プレイタイム・ブースト」を搭載しており、これを利用することで再生時間を最長2時間延長できる。
「プレイタイム・ブースト」も専用アプリから操作する。有効にするとイコライザー設定は無効になり、全体的にフラットになる印象だ。普段からあえて利用する必要はないと思うが、アウトドアレジャーなどで少しでも長く使いたいという場合には有効に切り替えると良さそうだ。
さらに本機はIP67(粉じんがスピーカー内部に侵入せず、水深1mの水中にスピーカーを30分間浸けても浸水しない)の防水/防じんに対応しており、ビーチやプールサイドなどでも利用できる。汚れた場合にも水洗いできるとしているが、USBポートは保護されているわけではないので、ここに砂などが侵入しないようには注意したい。また、充電時にはポート内が乾いていることを確認するのも重要だ。
コンパクトで、バッテリー持ちも良くなったJBL GO 4。家族や友人とのバーベキューやキャンプなどで活躍しそうだ。ただ、日本では屋外でスピーカーを使うことは少ないかもしれない。それでも、防水を生かし、お風呂に入りながら音楽を聞いてリラックスするなどの使い方が可能だ。価格的にも手頃なので、スマートフォンの内蔵スピーカーからステップアップを考えている人は、ぜひ手に取ってみて欲しい。
※Auracast回りについて追記しました(2024年4月19日午後1時1分)。
関連記事
- JBL、手のひらサイズの小型デザインを採用したポータブルBluetoothスピーカー
ハーマンインターナショナルは、コンパクト筐体を採用したポータブルBluetoothスピーカー「JBL GO 4」「JBL CLIP 5」を発表した。 - 「JBL Tune 310C USB」レビュー USB Type-C接続×ハイレゾ対応でAndroidスマホやiPhone 15シリーズにもお勧め!
ハーマンインターナショナルが、4000円を切るハイレゾ対応USB Type-Cイヤフォンをリリースした。これが思った以上に良い製品だったので、その良さを伝えてみたいと思う。 - JBL、2.4GHz帯接続も利用できるワイヤレスゲーミングヘッドセット「Quantum 360P WIRELESS」
ハーマンインターナショナルは、JBLブランド製となるデュアルワイヤレス接続対応のゲーミングヘッドセット「JBL Quantum 360P WIRELESS」を発表した。 - JBL、4種の指向性を切り替えできる高品位設計のUSBコンデンサーマイクなど3製品
ハーマンインターナショナルは、192kHz/24bitに対応したUSBコンデンサーマイク「Quantum STREAM STUDIO」など3製品を発売する。 - PCデスクにサウンドバーはアリなのか? 10万円切りの「JBL BAR 800」で使い勝手を検証してみた
JBLブランドのサウンドバーはさまざまなモデルが用意されるが、「JBL BAR 800」はワイヤレスのリアスピーカーとしても利用できるユニークな1台だ。実際に試して分かったことをまとめた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.