OpenAIが日本法人を設立 日本語に最適化したGPT-4カスタムで3倍速く/Microsoft Edgeの更新で「Microsoft Copilot」アプリが導入される不具合:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、4月14日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Windows 11の「フォト」アプリに「Microsoft Designer」統合
米Microsoftは4月16日(現地時間)、Windows 11のフォトアプリに画像生成AI「Microsoft Designer」を統合すると発表した。現在、Windows InsiderのCanaryおよびDevチャネルで展開を始めている。ただし、利用できるのは米国/英国/オーストラリア/アイルランド/インド/ニュージーランドのユーザーのみとなる。
統合と言っても、フォトアプリ上でDesignerを使えるわけではなく、フォトアプリで表示中の画像をMicrosoft Dedignerへ送信し、加工自体はWebブラウザで行う。
これによってテンプレートを適用したり、画像を追加したりといったことが簡単に行える。例えば、被写体の背景を削除し、生成AIにより新しい背景を生成するといったことも可能だ。
画像生成AI「Stable Diffusion 3」のAPIが一般公開
英Stable AIは4月17日(現地時間)、画像生成AI「Stable Diffusion 3」のAPIを一般公開した。これにより、「Stable Diffusion 3」と「Stable Diffusion 3 Turbo」が「Stability AI Developer Platform API」で利用できるようになった。
Stable Diffusion 3は、タイポグラフィやプロンプトにおいて、競合の「DALL-E」や「Midjourney v6」と同等か上回る性能を持つとの研究論文も発表されている。画像表現と言語表現に別々の重みセットを使用しており、旧バージョンと比較した場合、テキストの理解やスペリング能力が向上しているという。
これらのモデルは現在、API経由で利用できるが、同社はFireworks AIと提携してStable Diffusion 3およびStable Diffusion 3 Turboを提供することで、99.9%のサービス可用性を保証するエンタープライズグレードのAPIソリューションとして提供できるとしている。
さらにStable AIメンバーシップのユーザー向けに、セルフホスティングできるようにすることを目指しているとのことだ。
関連記事
- さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと
Micron(マイクロン)のコンシューマー向けとなるPCI Express 5.0接続SSDに新モデル「Crutial T705」が販売された。従来のT700から何が進化したのか、実機を試した。 - ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色
新色はブラックとグレーで、従来のホワイトとあわせて計3色となる。 - バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を
バッファローが過去に販売したWi-Fiルーターに「警告」レベルの脆弱性が報告された。ファームウェアを最新版にすれば解消できるので、対象機種を使っている場合は急ぎ確認したい。 - ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した
「Insta360 X4」はついに8K30fps撮影に対応し、Insta360 X3やInsta360 ONE RS 1インチ360度版のユーザーも、積極的に買い替えを検討しても良いモデルに仕上がりです。 - もう全部、裏配線でいいんじゃない? 「ASUS BTF DESIGN」が示す自作PCの新しい形
ASUS JAPANが、デスクトップPC内の主要なケーブルをマザーボードの裏側に隠せる「Advanced BTF」(Back-To-the-Future)の国内発表を行った。その模様をお届けする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.