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“NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート(6/7 ページ)
GIGAスクール構想スタートから4年目となる2024年、文部科学省ではその第2段階「NEXT GIGA」に向けて動いている。NEXT GIGAでは早くもリプレース時期を迎えた自治体の端末選定など課題も多い。PCメーカー各社はどのようなアプローチをしているのだろうか。「EDIX 東京」でその取り組みを見てきた。
高度なITC人材育成を視野に入れたサードウェーブの展示
サードウェーブブースは展示物が少なめで、セミナーエリアと商談エリアだけで70%ほどの面積を占めていた。
主な展示物は、サードウェーブの法人向けブランド「ドスパラプラス」の主力デスクトップPCである「raytrek 4Cシリーズ」だ。
このモデルは高等学校の必修科目「情報」の「情報II」演習を行うのに必要なスペックを備えているということで、スピーディーな3D演算や3D CADの設計、それを元にした3Dプリンタによる造形物作成などを可能にする。学校によってはVR制作、ゲーム制作などを授業の一環として行うこともあるだろう。
こういった重い処理を行う場合、一般的なGIGAスクール端末では時間がかかり、貴重な授業時間を無駄なものにしてしまう。生徒たちのモチベーションも下がってしまうだろう。しかしraytrek 4Cシリーズのようなハイスペックモデルであれば授業も楽しくなるはずだ。
サードウェーブでは高等学校向けのデジタル人材育成「DXハイスクール」向けモデルとして「raytrek 4CHR-DXH」「raytrek 4CMB-DXH」「raytrek 4CEW-DXH」などを用意している。
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