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Arloブランドの「Essential屋内用カメラ(第2世代)」を試す Ringの屋内カメラとの違いは?山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、Arloの屋内向けネットワークカメラの新モデルをチェックした。

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最大のネックは機能よりも実売価格か

 以上のように、Ringの屋内カメラと比べても機能はおおむね同等であり、本製品にしかない便利な機能もあるのだが、パフォーマンス面でやや遅れを取っている印象だ。本製品しか使っていなければ「こんなものだろう」で済むかもしれないが、使い比べる機会があると、首を傾げることになるだろう。

Ring Indoor Cam(第2世代) Arlo Technologies ドアベル 屋内 有線カメラ
「特別警戒」「通常警戒」「スタンバイ」という3つのモードの切り替えはカメラ単体では行えず、ネットワーク上にあるArlo製品全体に適用される。Ringとよく似た仕組みだ
Ring Indoor Cam(第2世代) Arlo Technologies ドアベル 屋内 有線カメラ
1つのカメラは、同時に1つのビュワーからしか見られず、他のビュワーもしくはユーザーがログインすると強制的にログアウトさせられる

 そんな中、最大のネックといえるのが実売価格だ。同じ屋内用カメラで比較した場合、Ring製品が4980円(税込み、以下同様)なのに対して、本製品は1万4480円だ。千円差でも迷うところだが、3倍も違ってしまっては致し方ない。実売1万2300円の「Google Nest Cam(屋内用/電源アダプター式)」とならようやく比較になるといったところだ。

 本製品と同時に発表されたArloの屋外カメラやドアベルは、他社同等品と比べても価格面でよい勝負をしており、決して割高ではないだけに、まとめ買いの可能性がある本製品でのこの価格差は、Arloでカメラ環境を統一しようとした場合に大きなネックになる。価格にまつわる調整は、なによりも急務と言えそうだ。

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