Armベースに完全移行した新型「Surface Pro/Laptop」が登場 45TOPS実現の「Snapdragon X」でAI PC体験を強化 約8万円の上位純正キーボードも(2/2 ページ)
Surfaceシリーズが「Copilot+ PC」として久々の大変革を体現する製品に刷新された。
13.8型と15型から選べる「第7世代 Surface Laptop」
新しいSurface Laptopは、「第7世代 Surface Laptop」と表記する。こちらも従来のノートPCスタイルを踏襲しており、ベーシックなWindowsラップトップとして使える。
タッチ&ペン入力対応のディスプレイは13.8型(3:2の2304×1536ピクセル、201PPI、リフレッシュレート最大120Hz、コントラスト比1400:1)と、15型(3:2の2496×1664ピクセル、201PPI、リフレッシュレート最大120Hz、コントラスト比1300:1)がある。
13.8型はSnapdragon X Plus/Elite、15型はSnapdragon X Eliteを搭載している。メモリやストレージの構成はSurface Proと同様だ。
バッテリー駆動時間は13.8型がオフラインビデオ再生で最大20時間、Webブラウジングが最大13時間。15型のオフラインビデオ再生は最大22時間、Webブラウジングが最大15時間となっている。
本体サイズは13.8型が301(幅)×220(奥行き)×17.5(高さ)mm、重さ1.34kg、カラーバリエーションはサファイア、デューン、ブラック、プラチナ。
15型が329(幅)×239(奥行き)×18.29(高さ)mm、重さ1.66kg、カラーバリエーションはブラックとプラチナのみ。
インタフェースはUSB4(Type-C、映像出力、充電に対応)×2基、USB Standard-A、Surface Connect(充電)、3.5mmジャックなどを備えている。15型のみMicroSDXCメモリーカードリーダーも搭載している。ワイヤレス機能はWi-Fi 7とBluetooth 5.4、内蔵カメラは最大1080p、Windows Helloによる顔認証にも対応している。
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