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「watchOS 11」が2024年秋に登場 ワークロードの負荷やバイタルデータの履歴確認が可能に
Apple Watch向けの「watchOS」の最新バージョンが2024年秋に登場する。ワークロードの負荷やバイタルデータの履歴を記録する機能の実装など、使い勝手を向上する機能が実装される。
Appleは6月10日(米国太平洋夏時間)、Apple Watch向けの新OS「watchOS 11」を2024年秋にリリースすることを発表した。開発者向けのプレビュー版は同日から、パブリックβ版は7月中に配信される。
watchOS 11の概要
watchOS 11では、ここ数年のwatchOSのアップデートと同様にヘルスケア/ワークアウト機能と、使い勝手を向上する機能の改良が行われている。
ヘルスケア/ワークアウト機能としては、ワークアウト時の負荷を履歴として記録する「Training Load」機能と、心拍数や体温などのバイタル情報の履歴を確認できる「Vital」機能が追加される。
その他、主に以下の新機能や改良が実装される。
- 新しいウォッチフェイスの追加
- ウィジェット回りのUI改善
- 翻訳アプリの追加(認識した音声を任意の言語に翻訳可能)
- プールでの水泳におけるカスタムワークアウトへの対応
- ウォレットアプリにおけるチケット表示機能の改善
- ハイキング時の経路誘導型ナビゲーションへの対応
- 「ダブルタップ」のAPI提供(サードパーティーアプリでも利活用可能)
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