実売2万円ちょいとリーズナブル! 3年/4年保証が付属したASUSの15.6型モバイルディスプレイを試す:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
ASUS JAPANのモバイルディスプレイ「ZenScreen MB166CR」は、スタンダードな仕様で実売2万円台とお手頃ながら、モデルによって保証期間が長いのが特徴だ。
OSDメニューの操作はボタンが少ないのでやや面倒
OSDメニュー操作用のボタンは、本体の側面ではなく正面左下にレイアウトされている。困りものなのは、このボタンは移動ボタンと決定ボタンの2つしかなく、いわゆる「戻る」ボタンは用意されていないことにある。
そのせいで、本製品はボタンを押しすぎて選びたい項目をうっかり行きすぎてしまった場合は、再びその項目が巡ってくるまで、項目をもう一周しなくてはならない。さらに1つ上の階層に戻ろうとした場合は、それぞれの項目の最後まで進めて「戻る」アイコンを選択するという、回りくどい方法を取らなくてはならない。
本製品のOSD操作ボタンが側面ではなく正面にあるのは、側面だと縦置きにした場合に下敷きになってしまうなどの問題があるためだと考えられるが、最低でも3つのボタンがあれば一定の操作性が担保されたのに、ボタンが2つしかないせいで、操作性が低下してしまっている。ボタンそのものはサイズも大きく押しやすいだけに、ここはもう少し配慮が欲しかったところだ。
3年(4年)保証が付属しつつ実売2万円前後とリーズナブル
以上ざっと使ってみたが、機能を絞り込んだシンプルな製品だ。ASUSのモバイルディスプレイは多機能な反面、やや複雑だと感じる場合もあるが、本製品は接続方法をUSB Type-Cに絞るなど必要な機能に絞り込んでおり、使い方が分かりやすく、また扱いやすい。前述のOSDメニューのボタンが、少々もったいないと感じるくらいだ。
本製品はモバイルディスプレイとしては珍しく、電源ボタンを搭載しているため、ノートPCにつないで後、電源ボタンを押すまでは、画面が消灯したままになっている。本的なモバイルディスプレイを使い慣れていると、ケーブルを差し込んだ時点で点灯するのが当たり前なので、ここはやや戸惑うが、しばらく使っていれば慣れで解決できるだろう。
実売価格は2万円前後と、同社の製品としては非常にリーズナブルだ。これでいて3年保証もついているので、HDMI接続などサポートしない機能に問題がなければ、非常にお買い得なモデルと言える。しかも、Amazon限定モデル(MB166CR-J)ならば、保証期間は4年間に延びるのも見逃せない。
15.6型のモバイルディスプレイを探しているユーザーは、候補の筆頭に挙げるべき製品と言えそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「ASUS ZenScreen MB16QHG」は従来モデルの弱点を解消した高評価の16型モバイルディスプレイだ
ASUS JAPANの16型モバイルディスプレイ「ZenScreen MB16QHG」は、ユニークな特徴を備えたハイスペックな1台だ。実際にノートPCに接続して試してみた。
わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す
10.5型と小ぶりなモバイルディスプレイが、ユニークの「UQ-PM10FHDNT-GL」だ。コンパクトなボディーの実機を試してみた。
ペンが付属しタッチ操作に対応! 設置方法も多彩なASUS JAPANの14型モバイルディスプレイ「ZenScreen Ink MB14AHD」を試す
ASUS JAPANから、タッチやペン操作も可能な14型モバイルディスプレイ「ZenScreen Ink MB14AHD」が登場した。標準でペンも付属するなど見どころが多い本モデルを細かくチェックしてみた。
近接センサーなどギミック満載! 有機EL採用の13.3型モバイルディスプレイ「ZenScreen OLED MQ13AH」を試す
ASUS JAPANの「ZenScreen OLED MQ13AH」は、13.3型のモバイルディスプレイながら正確な色再現や近接センサーによる利便性などにこだわった異色のモデルだ。実機を早速試してみた。
ケーブルがないって素晴らしい! ワイヤレスで映像を出力できる15.6型のモバイルディスプレイ「ZenScreen Go MB16AWP」を試す
ついにモバイルディスプレイにもワイヤレス接続を実現したモデルが登場した。ASUS JAPANの15.6型モバイルディスプレイ「ZenScreen Go MB16AWP」の使い勝手はどうなのか、実機を試してみた。



