忙しい教職員をサポートするソリューションにも熱い展示が見られた「NEW EDUCATION EXPO 2024」レポート(5/7 ページ)
6月6〜8日にTFTビル(東京・有明)で「NEW EDUCATION EXPO 2024」が開催された。本イベントは1996年から内田洋行主催で毎年この時期に開かれているもので、今回が29回目となる。教育DXを実現するさまざまなソリューションが展示されていた
ディスプレイをチェンジして短い休み時間を有効に使う──アイ・オー・データ機器
ディスプレイと時間の有効活用に何の関係があるかと思われるかもしれないが、これが大いにある。文部科学省初等中等教育局学校デジタル化プロジェクトチームの「校務の情報化に関する調査結果(令和4年9月時点)」によれば、校務用端末と教務用端末を使い分けていると回答した教員は全体の約8割だった。
しかし、管理コストの手間を考えると校務・教務端末一元化が望ましい。とはいえ、教室ではWi-Fiに接続し、職員室ではセキュリティの関係上、有線LANに接続する。職員室へ戻るたびにわざわざネットワークの切り替えをするのは煩わしいし、何よりケーブルを何本も抜き差ししていると時間がかかる。
アイ・オー・データ機器の「BizCrysta」シリーズなら、ドッキングステーションの機能を持っており、職員室へ戻ってきたらUSB Type-Cケーブルを1本挿すだけでその他の周辺機器や有線LANでつながった職員室のネットワークに接続できる。MACアドレススルー機能を搭載しているので、ディスプレイではなく教師のノートPCのMACアドレスをネットワーク側で認識するので、遮断されることもない。
さらに、ディスプレイ下部にある人感センサーは、距離の設定が可能だ。職員室に生徒がやって来て教師が対応のためディスプレイから少し離れるだけで表示をオフにする。個人情報を含む大切な情報を盗み見られる心配もないというわけだ。
教職員だけではない、生徒など多数の人が出入りする職員室にこそぴったりなディスプレイといえそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「うんこドリル」と富士通、小学生向け“AI指南書”を無償公開 うんこ先生がクイズ形式でAIを解説
富士通と文響社がコラボして、AIの話題を取り扱った「うんこドリル」の冊子を制作した。
机上がスッキリ! “仕事はかどる外付けディスプレイ” アイ・オー・データ機器の「BizCrysta」を編集部で使ってみた
不登校児童生徒をメタバースで救えるか? レノボが大阪教育大学とタッグを組んだ理由
レノボ・ジャパンと大阪教育大学が、教育と研究などの分野で協力し、教育課題の解決等を目的とする包括提携協定を結んだ。調印式は、開設されたばかりの大阪教育大学天王寺キャンパスにある「みらい教育共創館」で実施され、「1人も取り残すことのない教育」支援の方法が提示された。
日本最大の教育展示会「EDIX 東京」に大盛りランチパック!? GIGAスクール構想のその先を見てきた
5月8日から10日にかけて、東京ビッグサイトで開催されている日本最大級の教育向け展示会「EDIX 東京」。NEXT GIGA(GIGAスクール構想第2フェーズ)に向け、さまざまなソリューションが展示されていた。ここでは先生の業務効率化、児童生徒の学校生活の質を上げるであろうソリューションを紹介する。
「ポケトーク同時通訳」2022年冬に登場へ AIが英語→日本語音声に翻訳
ポケトークは、AI自動翻訳ソフトウェア「ポケトーク同時通訳」を発表した。まずはWindows/Mac用のソフトウェアとして2022年冬より提供する。


