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忙しい教職員をサポートするソリューションにも熱い展示が見られた「NEW EDUCATION EXPO 2024」レポート(4/7 ページ)

6月6〜8日にTFTビル(東京・有明)で「NEW EDUCATION EXPO 2024」が開催された。本イベントは1996年から内田洋行主催で毎年この時期に開かれているもので、今回が29回目となる。教育DXを実現するさまざまなソリューションが展示されていた

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板書のために背を向けない──NeoLAB

 手書きしたものをそのままデジタル化する「Neo smartpen」でおなじみNeoLABブースでは、手元を黒板にする「Grida Board」(グリダボード)のデモ展示を行っていた。

NeoLAB
NeoLABブース

 Neo smartpenアカウントをGrida Boardに接続するだけで、手持ちのNeo smartpenで書いたものが端末に表示されるようになる。その教師の端末画面をプロジェクターまたは電子黒板システムなどを使い、教室の前方に共有すれば、児童・生徒たちに背中を見せることなく板書ができる、というわけだ。これにより、教師は板書している間でも、児童・生徒がどこに興味を引かれているのか、逆に興味を失っているかを確認できる。

 また、同じくNeoLABの「PaperTube」アプリを併用すれば、オリジナルコンテンツを教室で共有しながら板書することも可能だ。中学や高校のように複数のクラスで同じ内容の授業をする際、何度も同じもの──例えば、キーボードの図やメダカの図などを書かなくても済む。これにより、時間短縮も図れるというわけだ。

PaperTubeで印刷したもの
PaperTubeであらかじめ教材を印刷しておけば、それを表示しつつ書き込む様子も画面共有できる

 なお、Grida BoardもPaperTubeも利用料は無料だ。Neo smartpenやN codeの印刷されたノート(N notebookシリーズ)、オリジナルコンテンツを印刷する用紙「NコードA4」などの購入の際に費用が発生するだけとなっている。

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