サーバも大人気だった「GIGABYTE(ギガバイト)」ブース AI時代に向けて全方位体制:COMPUTEX TAIPEI 2024(2/2 ページ)
COMPUTEX TAIPEI 2024において、GIGABYTEはプライベート会場に加えて、メイン会場でもブース展示を行った。B2B向けの製品/ソリューションの展示が主だったが、その様子をチェックしてみよう。
B2B展示がメインの本会場ブース 目玉は「ジェンスンのサイン」?
さて、COMPUTEX TAIPEI 2024のメイン会場にあるGIGABYTEブースなのだが、先述の通りB2B製品/ソリューションの展示が主だった。しかし、一般観覧日となった最終日に来たせいか、会場は動くのも困難なレベルの混雑ぶりで、学生と思われる若い人がスタッフから熱心に話を聞いていた。
説明員によると、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがデータセンター向けGPU「NVIDIA GB200」のコーナーの銘板に書いたサインを目当てにやってきた人も結構いたそうだ。
GIGABYTEといえば、AI/HPCサーバ向けに独自の液浸冷却タンクと、それに対応する専用サーバを開発/製造していることも有名で、ブース展示でも注目を集めていた。
冷却ユニットをを含むハードウェア製品に加えて、ソフトウェアベンダーと協業してサーバーの一括管理ソリューションや、サーバと機械学習用ソフトをセットにしたスターターキットを提供するなど、AIの導入ハードルを下げる取り組みを進めている。
他のサーバベンダーとの差別化を、着実に進めている印象だ。
こちらはAMDの「EPYC」「Instinct」を搭載した液冷ラックサーバ。最近は、ラックサーバでも液冷のニーズが高まっているという(写真はパイプを前方に出すタイプだが、ラック後方に出すタイプも用意されている)
こちらは、シングルフェーズの液浸冷却対応ラックサーバ「R283-SF0」。第4世代/第5世代Xeonプロセッサを最大5基搭載、デュアルスロットのPCI Express 5.0対応グラフィックスカードを最大4基収納可能だ
GIGABYTEのサーバはx86ベース(EPYC/Xeon)だけでなく、Armベース(AMPERE One)のものも取りそろえている。役割や処理するデータの内容に応じて最適なモデルを選びやすいことが魅力だ
今回のCOMPUTEX TAIPEIにおいて、GIGABYTEはコンシューマー向け製品からB2B向け製品まで、とにかく“AI推し”だった。程度の差こそあるが、主要なPCメーカーも同様にAIへの注力をアピールする展示が目立った。
2025年のCOMPUTEX TAIPEIも、引き続き“AI推し”が続くのかどうか、注目したい。
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