NVIDIAの時価総額がMicrosoftを抜いて世界一に/AppleがおすすめMacを提示する「Help Me Choose」を公開:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月16日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米FTCがAdobeの「年間プラン」の解約料に関する情報が不完全だとして提訴
米連邦取引委員会(FTC)は6月17日(現地時間)、米Adobeのサブスクリプションサービス「Creative Cloud」の年間プランの解約に関する情報が不十分で、「Restore Online Shoppers' Confidence Act 」(ROSCA)に違反しているとして、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所においてAdobeおよび同社の幹部であるマンインダー・サウニー氏、デビッド・ワドワニ氏らを提訴した。
ROSCAは、インターネット上で販売される商品やサービスの自動更新サブスクリプションを規制する法律だ。起訴状では、消費者が年間プランに契約する際に契約が1年縛りであり、中途解約する場合には残りの月数に応じた高額な違約金を支払わなければならないことを十分に開示していないとしている。
加えて、解約手続きそのものが困難であるとも主張。消費者は解約ページを見つけるのに苦労したり、解約手続きを進めるために不要なステップを踏まされたりしているとした。
なお、この起訴はいきなり行われたわけではなく、2022年6月に同内容に関して民事調査請求を行っていた。
「Adobe Acrobat」に生成AI「Adobe Firefly」の機能を導入
米Adobeは6月17日(現地時間)、生成AI 「Adobe Firefly」を「Adobe Acrobat」に統合すると発表した。Acrobat内でテキストプロンプトを試用し、PDF内の画像を生成したり、編集したりできるようになる。まずはデスクトップ版(英語)で利用可能で、日本での提供時期は未定だ。
主な機能としては、下記の2つが挙げられる。
- Acrobatの画像編集:Fireflyを利用した生成塗りつぶし、背景の削除、消去、切り抜きなどのツールが用意されており、ドキュメント内の画像コンテンツを簡単に追加/削除/再構成できる。不要なオブジェクトの消去から背景の削除、新しい画像の追加まで、ユーザーはPDF内のビジュアルを完全に簡単に制御可能だ
- Acrobatの「画像生成」:AdobeのFirefly Image 3モデルを活用し、魅力的な新しい画像をPDFに簡単に追加可能だ。サイズやスタイルを素早く調整し、文書の任意の部分に画像を追加できる。使いやすく強力なデザインツールにより、画像を使用して文書にプロフェッショナルでクリエイティブな仕上がりを加えられる
また、Acrobat ReaderおよびAcrobatのワークフローに統合された会話型エンジン「Acrobat AI Assistant」の新機能により、ユーザーはPDFやMicrosoft Word/PowerPoint、テキストファイルなど、他の形式のファイルを複数選択し、それらを横断して質問したり、洞察を得たり、コンテンツを作成したりできるようになる。
Adobeは6月18日から6月28日まで、Acrobat AI Assistantの全ての機能への無料フルアクセスを提供する。その後は、無料のReaderまたは有料のAcrobatのユーザーは、AI Assistantアドオンサブスクリプションを購入する必要がある。早期アクセス価格は月額4.99ドルからだ。
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